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ほろ酔いトーク@ラウンジ 3
 

仕事は楽しまないと、もったいない

――パソコンはいつ頃から触ってました?

岩元 高校生くらいの時には家にあったかな。うちの兄がコンピュータの勉強をしていたので。自分でプログラムをつくるようなことはなかったけれど、兄がつくったゲームで遊ぶくらいのことはしていました。

橋爪 じゃあ、この業界に入った時にはプログラミングなんて全然?

岩元 全然。基本的に技術者でなくて、社長の下で営業的なことから始めたわけだから。ただ、一時すごく仕事の動きがない時があって、暇になったんですよ。そしたら社長に「こういう時にいろんな勉強をして、力を蓄えておくんだ」と言われて、プログラムの勉強を始めたら、けっこう面白くなっちゃった。もともと理系の素養なんてなかったんですけどね。でもまあ、ビジネスでやってるわけじゃなく、ほとんど趣味的なレベルです。社内の申請システムも自分でつくって稼働させてみたんだけど、これが評判悪い、悪い(笑)。

橋爪 でもなんだかんだ言いながら、仕事を楽しんでいる。10年つきあって、今がいちばん乗ってるなって印象がありますね。

岩元 充実してるとは思いますよ。でも、まだまだこれからだから。

橋爪 私も、人事という、いろんな人に会える仕事に就けたことがすごくありがたいし、楽しいですね。先日なんか、ついに平成生まれの人が面接に来てくれたんですよ。40過ぎたオジサンが、平成生まれの二十歳の子は何を考えているんだろうって、いろんな話を聞いているだけでも面白い。それに入社後、彼らの力になってあげられることも、励みになる。仕事はもう、半分趣味というか、楽しみみたいなものです。

岩元 そうですね、確かに楽しみといえるかな。またそのくらい楽しめないと、続かないかも。

橋爪 仕事は仕事、プライベートはプライベートって、切り離す考え方、ありますよね。それは確かにアリだけど、なんていうか、仕事自体を楽しむことを忘れちゃいけないと思う。もったいないですよ。起きている時間の2分の1を仕事に使っているのに、それを懲役みたいに考えるのは…。

岩元 人生の2分の1をムダにするようなもの。それに、仕事に楽しみを見出せる人っていうのは、結果的に力もつきますね、間違いなく。だからやっぱり、こういう仕事が好きになれそうな人、やる気を出して伸びそうな人っていうのを、面接でもきちんと見ていきたい。まあ、人が相手のことなので、予想外の結果になる場合もありますけど、最近はそれなりに精度が上がってきていますよ。

 

趣味の話、読書の話、しだいに熱く

――プライベートでお二人の交遊は?

橋爪 それはないですね。

岩元 私、プライベートは隠しているから(笑)。

橋爪 教えてくださいよ。会社の外で何してるんですか(笑)。

岩元 というか、お互いにもう、仕事が人生のかなりの部分を占めてますよね。いいことかどうかはわからないけれど。

橋爪 ええ確かに。

岩元 こうして一緒に飲んでも、普通に仕事の話ばかりしている。だいたいいつもこんな感じですね。いちばん自然で、リラックスできる。酔っ払ってテンションが変わることもあまりないし、飲んだ勢いでカラオケで歌うわけでもない。

橋爪 休日にゴルフに行こうなんてこともないですね。でも岩元さん、インドア派ってわけじゃありませんよね?

岩元 実は私、バイクに乗るんですよ。

橋爪 えっ、それは知らなかったな。

岩元 大学生の時、バイクが趣味でずっと乗ってたんです。限定解除っていって、排気量の制限なく大型バイクに乗れる免許もってますよ。

橋爪 そうなんですか。別に私、仕事の鬼でも何でもないですけど、休みの日も本読んで、音楽聴いて、それで十分だなあ。

岩元 そういえばこのあいだ、本の話で盛り上がりましたね。仕事以外の話で盛り上がったのって、初めてじゃないですか。最近はなかなか読書の時間がとれないけど、お互い青春時代にどんな作家が好きだったとか言いあって。

橋爪 文学系の話なんて、久しぶりにしましたね。我々の若い頃は、本を読む人が多かった。

岩元 電車に乗っても、本を読むくらいしかなかったから。携帯電話もないし。

橋爪 面接でね、専門学校出てすぐの二十歳の子が、読書が趣味でこういう本を読んでますっていうのを聞くと、やっぱり興味がわいて読みたくなるんですよ。まあ、実際に読んでみると、世代間のギャップかな、正直つらいものもありますけどね(笑)。

岩元 私も面接で話題に上った本は気になりますね。ある女子学生が「宮部みゆきが面白いんです」というので1冊買って読んだら、本当に面白かった。彼女の原作でアニメ化された『ブレイブストーリー』も子供と一緒に見たけど、ラストでホロリとさせられました。

橋爪 宮部みゆき、真面目に丁寧に作品を出し続けてますね。人間のダークなところまでかなり踏み込んでいながら、人に対して謙虚で肯定的で、国民的作家といわれるのもわかります。

岩元 あと最近感動したのは、森村誠一の『人間の証明』。感動して、何か心が晴れるというか、人を信じる気持ちになるというか、そういうのが好きなんだな。

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