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ほろ酔いトーク@ラウンジ 4
 

生身の人間に、正面から向き合って

――人について語ると、熱が入りますね。

橋爪 善人とか悪人とか、1か0かで割り切れないのが人間ですよね。いろんな人間がいるし、一人の人間の中にもいろんな面がある。コンピュータは1と0の世界といわれるけど、実は1と0の間にあるのが人間。

岩元 あ、いいこと言った。1と0の間に人の深遠さがあり、そこに宇宙があるわけですね。コンピュータの仕事だって、ソフトをつくるのも、それを使うのも人間なんだから、1と0の間の、生身の人間を大事にしないとね。

橋爪 そのへんの感覚は共通してますね。そして、人間を知るためには、自分自身の人生経験を重ねることも大事だし、小説や映画やドラマを通じていろんな人間像に触れて、人に対するキャパシティとか想像力を拡げていくことも大事だと思います。

岩元 話ちょっとそれるけど、去年だったかな、幼稚園の子供を連れて、池袋サンシャインでやってたウルトラマンフェスティバルに行ったんですよ。そこで着ぐるみの怪獣やっつけるショーがあって、幼い子相手だから他愛ない寸劇でね。話も見え見えなの。ところが後ろの席の小学生くらいの子が、一生懸命に「頑張れーッ」って大声で応援するんです。アハハ子供って単純だな、こんなお芝居でって思ったんだけど、なぜかそのとき不覚にも泣けてきちゃった。何なんだろう…?

橋爪 うーん。そこに生のままの人間を見たんでしょうかね。

岩元 そういうものを手放しで応援する姿って、ふだん我々ないじゃないですか。いつもどこか取りつくろっている自分がいて。だから子供の無心な姿に、心のどこかが破れちゃったんじゃないかと思いましたね。

橋爪 社員に対してもそういう感覚ありますね。生身の人間が急に姿を現したように見える時。普通に順調にやってる時は出てこないけど、何かピンチになったり、相談事とか、話したいことがあったり。

岩元 そういう時こそね、我々の出番だと。とにかく正面から向き合って、力になりたいと思いますよね。コンピュータ技術者といっても、本当に、1と0の間の生身の人間なんだから。やりがいとかスキルアップとか、プラス方向に鼓舞していけばグングン伸びる人もいるし、逆に頑張りすぎちゃう人に対しては、うまい力の抜き方を教えるような応援のしかたがあってもいい。そういうことに、我々の経験や知識が役立てると、すごく嬉しいですね。

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