中央システム株式会社

皆さんへの助言

中央システム株式会社 代表取締役 岩元(プロフィールコンテンツ)です。
本日は、私の就職活動~社会人の物語をお話します。
これから就職活動を行う皆さんへのメッセージです。

★新入社員研修でプレゼンする内容がベースです。
まずは、簡単に私や当社のスペックを紹介します。

●両親は大分県出身 1967年福岡県生まれ、埼玉県育ちです、妻子と暮らしています。
●父親が中央システム創業者、兄がいます。
●大東文化大学、経済学部卒です。
●食品流通会社 営業職を経て、1998年、中央システムに入社しました。
 2009年 代表取締役を拝命しました。
●中央システム株式会社は
 東京都新宿区にあり、社員数は88名です、2020年に創業40周年を迎えました。
 主要な事業はICTシステムの開発と構築です。
 日立系ICT企業の国内主要パートナーです。
 対象業種は、電子マネーシステム、ポイント管理システム ミドルウェアです。
本題です。

私が就職活動を行った時代は、いわゆるバブル期でした。
バブル経済、世の中の景気が良くて、企業の採用熱が異常でした。

●インターネットなど無い時代でしたから、就職雑誌がいっぱい郵送されてきて、部屋を埋めつくしていました。
●会社説明会は、交通費支給、飲み食い、その他・・・素敵な処遇でした。
●「新入社員研修は海外研修所です!」な会社もありました。

私はどうだったかというと、
あまりやる気はありませんでした。

●何で就職しなければならないのかという思いがどこかにありました。
●このままずっと学生でいられないかなあ、と夢想していました。
オートバイが当時から好きでしたが、マインドブロック(好きなことで飯が食えるか)、オートバイメーカーには行きませんでした。

今思うと態度も悪かったです。

●面接で「成績悪いね」と言われ、
 「見ればわかるでしょ」という態度でした。
●大学所定の履歴書があると知ったのは、就職活動中盤でした。

なのに内定は複数いただけました。
そういういい加減な私でしたが、
就活終盤にようやく内省・自己分析しました。
「自分は結局どうなりたいのか」

●自由になりたい、家を出たい(中央システムは兄が継ぐ)。
フワフワしたその時の世の中が大嫌いでした。
 普通は嫌、ハードに生きたい。

結局、食事付きの寮があって、残業多い=給料高い、会社に入社しました。
皆さんも感じているかも知れませんが、
そもそものマインドがイタかったです。

●面接で「自分は、とにかくお金稼ぎたいです」と宣言しました。
 なので、残業多めの部署に配属されました(残業手当は全額支給)。
●同期や周囲に「こんな働き方をして平気なのはオレだけ」という幼稚な優越感をもっていました。
そして、5年もすると飽きてきました、惰性でやるようになってきました。

●他部署も含めた後輩を引き連れて徒党を組んでいました(お山の大将)。
●仕事は真面目にやっていましたが、
 はたから見たら、無責任な左派、幼稚な抵抗勢力、今となっては恥ずかしいです。
 「後輩の心配をする前に、自分の心配をしろ」と忠告してくれた先輩もいましたがききませんでした。
「後輩の心配をする前に自分の心配をしろ」

当然の行先。
地方関連会社へ時限付きで出向 ⇒ しかし全く悔い改めませんでした、余計に硬化した気がします。
⇒ なので戻って来てから中々大変でした。
そのころに、当社の後継者問題が起きました。

紆余曲折があり、兄ではなく私がやることになりました。
私が荒んでいたので、周囲がそうしてくれた気がします。
私も嫌になっていなければ辞めない訳で・・・
まとめです。
皆さんへのメッセージです。

やりたい事にチャレンジして下さい、マインドブロック(好きなことで飯が食えるか)はダメです。
やりたい事で無ければ続きません、飽きます。
企業への共感(理念・社風・経営者)が重要です。
共感がなければ続きません、嫌になります。
しかし、現実は、
趣味みたいな事は職業にはなりにくいですし、選考は行われるわけで、これは理想です。
でも、あきらめずに出来るだけ理想に近づいて下さい。
企業も、出来るだけこのような人を採用します。
昨今は特に顕著だと思います。
今の社会は、豊かで多様で情報があふれているからです。

「好きなことで飯が食えるか」というのはわれわれ以前の時代です。
「しくじったヤツ」とだけ思われるのは辛いので、最後に。

私が社長になって、当社の規模は2倍になりました。

妻とは、ご迷惑をおかけしたその前職で知り合いました。
それが最も重要でした。

「やりたい事をやる」「共感」この二軸が良いと私は思います。
そして「迷わず行けよ、行けばわかるさ」自分を信じて行けば何とかなります。
とにかく前に進みましょう、世の中はそんなに酷いところではありません。
以上です。
ご清聴ありがとうございました。

参考