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ここはグリーン・ウッド

ここはグリーン・ウッド

まさか、令和になって舞台化するとか思わなかった…です。私の高校時代の青春グラフティ(笑)。

あらすじ

主人公のスカちゃんこと蓮川一也は、名門・緑都学園に入学するも、直前の盲腸により、入学が遅れた
。彼がこの学校を選んだのは、小さい頃から憧れていた兄が、なぜしがない男子校の保険医になったのか、そのルーツを探るためである。
更に、初恋の人が兄に嫁ぎ、新婚の邪魔をしない(というか、いたたまれない)ため、付属の緑林寮(グリーン・ウッド)に入寮する、が。
寮の同じ部屋の如月瞬は、同級生だがサラサラのロングヘアにキュートな顔立ち。入寮して直ぐには、女の子と偽られ、いつバレるかの掛けの対象とされるという、とんでもない場所だった。…ちなみにバレかたがバレかたで、少女マンガなのにっっ(笑)なまあ、バレた場所がトイレだったという、お察しください(笑)。
そしてこの掛けの主催者で寮長の池田光流、先生も頭が上がらない、光流と同室の生徒会長の手塚忍の四人を中心に、個性豊かな学園で、涙と笑いとホラーとファンタジーとちょっとの恋とか(笑)、の様々な展開が繰り広げられる、ボーイズ・ライフストーリーです。

今でも新鮮なストーリー展開

色々、平成一桁時代の香りがしますが、こういうお話自体は今までになく、とにかく新鮮です。
男子校だし、メインの出演者は男子だらけ…男子校の男子寮だから…なら、今ならBL=ボーイズ・ラブなんじゃないの?と思われそうですが…。いや、全くない訳じゃないですよ。まあ、公認カップル(笑)いますし。ただ、あくまでスカちゃん達の楽しい学校生活=ボーイズ・ライフのお話。舞台化で話題が上がった時、若い子は間違えてましたけど…。スカちゃんはノンケですしね(笑)。
まあ、当時の緩いコンプライアンスだったから出来た展開とかもあるので、今、これを描いたら、だいぶあちこちからクレームつくで…しょうねぇ…。

個性豊かなキャラクターたち

主人公たちもですが、寮の住人たちも個性豊か。
ゲーセンを始める人、バイクを担いで登る人、いきなり宗教勧誘始めたり…。
一言で言えば「ガチャガチャ」のような感じで。
何があるのかワクワクするような、そんな、キャラクターばかり。
寮の住人だけでなく、ちょっとしたきっかけで知り合った人気アイドルは、スポットライトから外れると体力不足で別人になる、とか。
忍先輩のお姉様はまあ…ちょっと個性的すぎ…ですが。

主要メンバーのバックボーン

いたって普通のおぼっちゃまな瞬…まあ、旅館の女将であるお母様が強いとかありますが、いたって普通に両親がいて…なので、ここでは普通の部類です。
スカちゃんは両親を早くになくし、年の離れた兄が育ててくれてます。初恋の人がその兄に…はどちらかといえばコメディエピソード…。色々あって兄を嫌い…みたいな感じでつっぱってますが、兄が腐心して自分を育ててくれたし、自慢だったからこそ、なぜ男子校で保険医なんだ、となる位には大好きなのが救い。
…そいやルパパトの魁利くんもおなじ…。

忍先輩は、代議士の息子…まあしたたかに生きなければ、次男坊なんて蚊帳の外…。冷静な判断で、さらっとこなし、…兄のプレッシャーの1つになって、その兄は失踪…。お金はあるけど愛はない、そのテンプレな家庭に育ったら…まあ、ああいう人になります。

光流先輩は、鶯谷にあるお寺の…門前に捨てられていたのを、寺の夫婦がわが子として育てた…と一番バックボーンが重たかったりします。育ての親は実子と同じく、等しく愛情を注いでくれますが、やはり、本人はその血の違いを重くうけたとめています。鶯谷といえば、谷中な訳で。あの辺のお寺なら、由緒あって檀家もたくさんいて…で、まあ、色々想像できる訳で。作品中では、捨てられていた理由とかは描かれてなかったし、もしかしたらもうちょい続いてたら何かあったかも、ですが、そこには意味がなく…そういう境遇ゆえに、愛し上手で愛され下手な光流先輩ができたそのは複雑な気持ちが、この作品のエッセンスになってる気がします。
しかし…こんなバックボーンなのに、それがしんどくなく、かつ面白いというのが、グリーンウッドの魅力なのかもしれません。

オススメエピソード

「若い力」という体育祭の話は、体育祭の盛り上がりが楽しい話です。スカちゃんの意外な能力も判明したり、忍先輩の裏の力とか…今これ描いたら、コンプライアンス・モンスターのクレーム来そうな、先生がたのトトカルチョの結果とか、男子校の徒花とか(笑)、ネタがこれでもか、という位出てきたり。
「ここは魔王の森」や「ここは八百八町」のようなパロディは、キャラクターの個性が満載のお話だったり。
エピソードはどれも面白くて、語りだしたら止まりません(笑)。

悪党の巣

グリーンウッド(GreenWood)を訳すと、こういう意味だそうです。スカちゃんが勉強中に見つけて頭を抱えていました(笑)。まあ、悪党…ではないですが、悪ガキ…いい意味で悪ガキなキャラクターたちの日常。気になる方は覗いてみてはいかがでしょうか。