中央システム株式会社

Python 3 エンジニア認定基礎試験 に合格したお話

Python 3 エンジニア認定基礎試験の受験レポートです。

TL;DR

Pythonを楽しんで動かしていた結果、
Python 3 エンジニア認定基礎試験に無事に合格できました。

Python 3 エンジニア認定基礎試験とは?

Python3 エンジニア認定基礎試験とは、
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会による認定資格です。

Python3の文法基礎が問われるため、
「Python3の文法基礎を理解している」ことの証明になります。

受験料、出題範囲、申し込み方法等の詳細は公式サイトをご参照ください。

受験した人のスペック(試験勉強開始前)

https://www.chuo-system.co.jp/csclib/wp-content/uploads/2019/03/自画像.png
えびまよ
  • 7年ほどSES業務(開発中心)を経験
  • プログラミング言語経験はJavaが一番長い(3年くらい?)
  • Pythonはなんとなく動かせる
  • Rustに興味津々

Python 3 エンジニア認定基礎試験 を受験したきっかけ

当社のインターンシップで「Python学習コース」を提供しています。

先生役をやっている身として
「Python 3 エンジニア認定基礎試験 受けなきゃ(迫真)」と
急に思い立ち、受験しました。
 ※試験の存在は大分前から知っていました
 ※急な思い付きのため取得時期が冬のインターンシップ2019終盤に…

前々から「Pythonをもっと勉強しなくちゃ」と思っていたこともあり、
勉強のモチベーションにしたかったことも大きかったです。

勉強した期間

3週間程度
(1日1~2時間 × 21日 = およそ40時間くらい)

勉強の進め方 – 大枠

出題範囲は『Pythonチュートリアル 第3版』でしたが、
『Head First Python 第2版 ―頭とからだで覚えるPythonの基本』
お家にあった(未読)こともあり、以下のような進め方をしました。

勉強の進め方 – 心がけたこと

「試験に合格する」よりも「Pythonを理解する」に重きを置きました

加えて、Head First Python 第2版 がとても面白かったので、
純粋にPythonを楽しむことができました。

「え?どういうこと??」と疑問に思った点や、
「こう動かしたらどうなるの??」と興味が湧いた点は、
必ずコードを書いて動かして確認するようにしました。

勉強の進め方 – 勉強環境

PythonインタプリタとPyCharm、両方を用いました。

  • ササっと動かして確認したいもの -> Pythonインタプリタ
  • 関数・クラス・例外処理等、ファイルの方が扱いやすいもの -> PyCharm

出題範囲はPython3.5.1でしたが、
「自分のPCはPython3.7.4だ…(アップデート面倒だな…)」
「せっかくなら最新版(Python3.8.1)についても知りたいな…」と
思った結果、下記のようなチグハグな環境で勉強してしまいました。

  • 試験の出題範囲 -> 3.5.1
  • Pythonチュートリアル -> 3.8.1
  • 動かしていたPythonバージョン -> 3.7.4

しかし、試験本番で困ったことはなかったです。

勉強の進め方 – 模擬試験

DIVE INTO EXAM(模擬試験)は10回ほど受けました。

安定して1000点を取れることを目指すだけでなく、
「なぜその選択肢が正解か/不正解かをちゃんと説明できること」も
意識して模擬試験のおさらいをしました。

試験本番の様子

事前に周囲に「Python 3 エンジニア認定基礎試験を受ける」と
教えていなかったので、プレッシャーは感じませんでした(笑)

しかし、資格試験の受験が久しぶりだったため、緊張はしました。

私の他、10名程が同時に試験を受けていましたが、
Python 3 エンジニア認定基礎試験よりもMOS試験の受験者が多かったです。
(受付の際、試験名が読み上げられるので分かってしまう)

他の受験者のマウス操作音やキーボード音が聞こえる等、
「試験時間中は絶対に無音」の環境ではないため、
心配な方は耳栓を持って行った方が良いと思いました。
(私が受験した会場は耳栓OKでした)

試験は60分でしたが、見直し含めて35分程で終了しました。

Python 3 エンジニア認定基礎試験を受験した中で
私が一番遅かったです(泣)

その場で結果が確認できるので、終了ボタンを押す際はドキドキでした。

試験結果

無事、一発合格できました。
あと2問で満点…く、悔しい…。

「合格評価得点」と「あなたの評価得点」が常に一緒に表示されます。
試験終了時は思わず低い方の点数を自分の点数と思ってしまい、
「700点!?んなバカな!?!?!?」とビビりました。

受験してみた感想

Python3の文法基礎を問われること、
チュートリアルが出題範囲であり、出題割合が公開されていることから、
「ものすごく難しい試験」であるとは感じませんでした。

しかし、Pythonを動かして文法や組み込み関数の仕様を理解していないと
合格できない
と思います。

難し過ぎず、易し過ぎず、
Pythonを勉強するにあたって
良いモチベーションとなってくれる存在だと感じました。

取得したい資格第3位にランクインする等、人気は上がっていますが
国家資格やAmazon・Oracleといった大手企業のベンダー資格と比べると、
知名度や評価はそこまで高くないと思います。

しかし、「この資格試験勉強を通してPythonの理解を深められた」ことが
自分の強力な武器
になってくれたと感じています。

改めて、「Pythonってすごい」「動かしていて楽しい」と
実感することができました。

試験合格に満足せず、これからもPythonを動かしていきたいです!

Python 3 エンジニア認定データ分析試験
合格を目指す…かも…!?

受験前に参考にさせていただいたQiita記事