さすがに6万キロ・・・ヘッドからオイルは吹いてるし、キャブもおかしい。
キックスタートの時の圧縮も心許なく、上死点がなかなかでません。
今回は完全OH(分解整備)も合わせて依頼しました。

純正テール周りと RickyStatorという怪しげな強化ジェネレーター 。
テール周りはこうしないともう車検には通らないようです。


八王子まで自走しました。 何度かストールしかけてヒヤヒヤしました、国道16号の真ん中で停止は勘弁です。

初対面でしたが、
お店の方に丁寧に対応していただき、安心してお任せ出来ました。
XR650Lの実物を初めてみました。

帰りの電車の中で。
このブーツも30年経っています。
OHレポート 2018-12-01
腰上については、シリンダーは限度以上に摩耗。
基準値が0.05mmのところ、0.13mm程度と倍以上のクリアランス。
ピストンリングの摩耗も相応にすすんでいる。
吸気、排気のバルブもフェース面の痛みが酷く、修正は不可なので交換。
カムシャフト、ロッカーアームも重症ではないが、摩耗とピッチングが始まっている。
カムチェーンガイドは欠損部がある。チェーンやテンショナーは要交換。
腰下については、
クランクシャフトはガタもなく、再使用可能。
クラッチハウジングも摩耗はあるが、このまま使用は可能だと思われる。
トランスミッションは、ギアの歯の痛みが酷い部分もあるので、複数のギアの交換が必要になると思われる。
ギアチェンジ機構のシフトドラムも角が落ちてきているので要交換。
また、各ベアリングは全て交換した方がよい。エンジン分解に際してボルト類や圧入部品などの固着が多く、部品を破損させないように焙ったり冷やしたりしながらの年式相応の手間がかかった。
クレバーハンズ
開閉が重いキャブレターも分解点検。
大きな傷は無いが、スロットルバルブとボディの一部にアタリが強い部分がある。
何らかの対策が可能か考える。
ステーターコイルは巻き数が少ない物が付いていた。
送ってもらった物が使えるなら、こちらの方が発電能力は高そう。
OHレポート 2019-01-11
クレバーハンズ
ブレーキキャリパーやマスターなどは内部が腐食してしまう場合があるので、オーバーホールしても十分に機能しない場合もあるので、状態で判断。
フロントブレーキディスクは限度以上に摩耗していたので交換リストへ。
インテークバルブは修正で使用可能、エキゾーストバルブのみ要交換。
リアタイヤはオンロードよりのD605をチョイス。
OHレポート 2019-02-01
シリンダヘッドのオイル下がり対策として、バルブガイドを打ち抜き、オーリングを交換。
クレバーハンズ
この部分は熱的に苦しいので、ゴムの硬化でシール効果が無くなってオイル下がりの
原因になることがある箇所。
組み立て時はさらにシール材を追加。
オーバーヒートはこんな部分にも悪影響が出るので、夏場の渋滞などは危険。
ミッション関係など一部を除き、オーダーしていた部品がかなり揃ってきた。
OHレポート 2019-02-02
クランクシャフトの曲がりを点検、8/100mmを1/100以内に修正(振れの規定値は10/100mm以内)。
クレバーハンズ
OHレポート 2019-03-02
エンジンまわりは一通り終了。
クレバーハンズ
現在は足まわりやブレーキまわりりの車体関係の作業中。