中央システム株式会社

多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。

新型コロナの話題で、テレビを見てもネットを見てもネガティブな話題が多い日々ですが、こういうときどういたらいいのか。そんなことを考えているなら、こんな本を読んではいかがでしょうか。

ここにいない誰かからココロを守る

この本のタイトルは、作者がSNSで心無いリプライを受けて、傷ついていた時、友達から何気なく言われた言葉から生まれたものです。
SNSというのは、相手の顔が見えないということから、安易に言葉を出しやすいものです。が、その何気ない一言が、言われた相手をどう傷つけているか分からくしているものです。
言った本人のは自覚がなく、普通の生活をしている。もしかしたらパフェを食べて、言ったことすら忘れてしまっているかもしれない。
それくらい軽くいわれた言葉なのに、うじうじ傷ついていても無駄だよね?
そんな感じで、こう言われたそうです。
確かに、言った相手がパフェ食べてるのに、うじうじ考えているなんてもったいない。自分だってそんなの忘れてパフェを食べていたほうがいいですよね。
この本はそんな、「気持ちの切り替えかた」を考えさせてくれる内容になっています。

こんな時はどうするか

本の中は66の悩めるシチュエーションに、こう考えればいいよ、というキャラクターを使った4コマ漫画とそれに関する考えをやさしく説明しています。いくつか見てみましょう。

リアクションしなきゃいけないことが多すぎる

SNSをやってる方ならわかるかと思いますが、見たこと、読んだとこにたいして、すぐにリプライ(返事)をしなきゃって考えてしまうことがあります。
いわゆる「既読スルー」というのはまずい。みたいな。それに対して、この本ではこう返しています。
SNSにお返し文化はなくてもいい
絶対返さなきゃいけない…なんて内容はさほど多くはありません。自分の都合で返したりかえさなかったりを自分の判断ですればいいし、返事をするにしても、自分のタイミングですればいい、とのことです。
確かに…。私ももらった内容に、すぐに返さなきゃって思いますが、相手もこちらの都合がわからないで送ってきているものだから、自分のタイミングで返事をすればいいですよね。

何を言ってもつっかかってくる人がいる

これもSNSに多いですが、こちらがこうだというと、いちいち「それはいかがなものか」と突っかかってくる人がいます。じゃあ、と別の案を出しても、さらに返してくる。…一体何が正解なのか。こちらが嫌ならフォローしなければいいのに。そう思ったら、こうかんがえてください、とのことです。
「色んなひとがいるしね」と受けながす
…確かに。色んな人がいる。だから、いちいち否定的になる人だっている。

人からの嫌な言葉に傷つく

昔から言葉には「言霊」というのがあり、力があるといわれています。
だからこそ注意しなきゃいけないけれど、人の悪意はそれを忘れがちです。
そのため、他人に悪意ある言葉を投げかけ、それにたいして傷つくといくことがあります。そんなときはこう考えればいいそうです。
嫌な言葉は呪文だから気にしなければ効かない
…なるほど。呪文か。効くわけないと思う相手には効かないもんですよね。

こんな感じに、色んなシチュエーションでの格言があります。きっと、今悩んでいることもあるかもしれません。

複雑な世の中だからこその本

ネットなどを使い、より人とのつながりが増え、人間関係もより複雑さを増すなか、トラブルも絶えなくなっています。
ましてや今は新型コロナで日本どころか世界中がパニック状態…。
誰もが気持ちに余裕がなくなり、焦りで相手を傷つける…そういう日々が続いています。
SNSではネガティブなことばが次々と…。
だからこそ、自分のココロは自分で守る。ココロが健康でなければ、これからの困難も立ち向かえなくなるかもしれません。
でも、気持ちが弱くなるときもあります。だから、そんなときに、ああ、こんな風に考えればいいのか、と良いほうに指南してくれる本だと思います。
難しいことは書いていないし、さらっと読めるのも特徴だと思います。
おうち時間にいかがでしょうか。