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ミュージカル『刀剣乱舞』 髭切膝丸 双騎出陣 2020 ~SOGA~

実際に観劇は…できませんでしたがライブ配信で、大千秋楽を観劇しました。
…このコロナ禍で、無事に千秋楽を迎えられてよかった…。

再演

昨年上演された双騎出陣の再演です。初演は奇跡的にチケットが取れたので、生で観ました。その時の感想がこちら。

曾我物語を基調としたミュージカルの1部と、ショー形式の2部という基本は変らず。1部は演出が変わったのと、2部は構成や選曲が変わっていました。

少し重みが軽くなったかも

曾我物語自体が敵討ち、という所もあり、内容自体は重いのですが…父親である河津三郎の話とか、工藤佑経の因縁のあたりとか、ちょっとあっさりしたかなあと思いました。初演はもうちょとあったような…。
…コロナ禍で、ソーシャルディスタンスとか、時間制限とか…あったのかもしれませんが。
もうちょっと1部は長い感じがした気がしたので…。でも、削ぎ落しても…敵討ちには泣けますよね。

男と女の違い

これは初演でも思ったのですが、敵討ちに固執する兄弟と、そんな事をやめて普通に生きてほしい母親との気持ちの食い違いが切なかったですね。
まあ、こういう事をいうと、最近のジェンダーポリスから怒られそうですが。。。
目的を達成することが大切な男としての考えと、その先の未来までを考えてしまう女の考え方の違いという、そもそもの生物としての考えなんでしょう。
古代から狩猟などで、外に出て命がけで生活を護ろうとした側と、その戦うものが帰る場所を護る側との違い。
今回はそれが悲劇に彩りとして添えられてしまった。
なので、兄弟の亡きがらの傍でむせび泣く母親の姿が涙を誘いました。

ソーシャルディスタンス

コロナ禍なので、演者の皆さんがマウスシールド?みたいなのをつけて演じていました。あの透明なマスクみたいなやつです。
そんなのをつけて歌って踊って、殺陣をして…。ミュージカルなので、本格的な、というよりは剣舞のような感じのところもあったりするのですが。
元々ダンサーの二人がメインなので、2部とかダンスが激しかったので、本当にたいへんだなあと思いました。
そして、客席に降りることはなく声変えもない2部…。
始まるとき、工藤佑経さんからお願いされました。…あんな楽しい工藤佑経さんなんて、大河ドラマでもないですよ(笑)。
その分、客席と一緒の振り付けができる曲が選ばれてました。

…ええ、しなましたよ、画面に向かって『えおえおあ』。

絶叫した2部

初演とだいぶ選曲が変わってました。変わってないのもありましたが。
髭切と膝丸でそれぞれのソロのチョイスが…服装ととかもう、ファンにはたまりませんでしたけどね。
髭切は…曲も衣装も…王子様というか、はかない系で、素敵でした。ああ、きれい…。
膝丸は…。膝丸は…聞いた瞬間絶叫しました。

情熱のシンフォニア

加州清光が単騎出陣で歌っている、持ち歌的曲ううう(ちなみにタイムリーに単騎出陣のそのシーンを流しながらこれを書いています、、、)。
個人的にも好きな曲です、が。

歌い手が違うと雰囲気が変わるんだ

と今更ながらに思いました…。
スパニッシュな情熱的な歌なんですが、加州が歌うとフラメンコの雰囲気なんですよ、衣装とかも…赤い情熱。
髭切が歌うと、闘牛士なんですよ…。
この違いのニュアンスわかりますかね??
いや、私はどちらも大好きですけど。

とりあえず無事に終わってよかった

今回、同じミュージカル刀剣乱舞の幕末天狼傳のほうで、コロナ感染者が見つかったことで、こちらのスタッフやキャストも念のために検査のため、という名目で数日中止になりましたが、PCR検査で陰性となり、無事に千秋楽まで駆け抜けられました。
このご時世ですから、エンタメ界は過ぎるほどにコロナに過敏になっています。
だから、無事に千秋楽を迎えて、一番ホッとしてるんじゃないでしょうか、関係者の皆様…。

あとは…幕末天狼傳…。地方公演も中止になってしまったのが…つらい…。
この時の為に頑張ってきたキャストや関係者の皆様のためにも、東京凱旋は無事に終わってほしいです。

私も楽しく見たいのです、加州清光と和泉守兼定が!

おまけ。

千秋楽後、配信を見ていた人用のご挨拶している二人を背景にこんな写真を。

ああ、もうちょっと二人をデコればよかったかしら。。。