中央システム株式会社

壽・乱舞音曲祭 ~覚書~

コロナ禍でどうなるかと、毎日が緊張の中、無事に千秋楽を迎えた「壽・乱舞音曲祭」。
先日の観劇のみで生は1回なのですが、配信でその後数回観劇できたのが、とても楽しかった。。。

今回は配信で見たものも含めて、この舞台の感想を書いてみたいと思います。

毎回違った部分があったから観る度に新鮮だった

キャスト変更

今回、俳優さんのスケジュールなどの関係で、膝丸と千子村正が前半と後半でわかれていました。私が現地で見たのは膝丸バージョン…とりあえず取れればいいと思って日付考えていなかった割には、膝丸の千秋楽日というミラクル…。
膝丸は、キャストさんの持ち味から、キレッキレのダンスが見事。
ソロで歌った情熱のシンフォニアのスパニッシュダンスから、ラストの獣の激しいダンスまで、とにかく魅入ってしまいます。
そして…天然さん
千秋楽の挨拶。。最後だからと加州清光との会話が…かわいかったです。
元々情熱~は加州清光の持ち歌。そして、お互い単騎または双騎で出陣しているという共通点…(そういえば両方見てますな。。。)
情熱~の腰振り、あれみたいなあ(*‘ω‘ *)」
そ、そうか??<やってみる>…お前のは?
え?僕の??<やってみる>こんな感じかなあ
とか
そういえば、膝丸の双出陣してたじゃん?どうだった?
そうだなあ…折れそうだった(*‘ω‘ *)
折れちゃダメだから( 一一)
とか…二人で天然なのか計算なのか分からないトークをくりひろげていました。。

千子村正サンは…とにかくフリーダムな人で。
トークが始まると「脱ぎマショウカ??」が挨拶な感じでした。
大倶利伽羅は毎回絡まれ…迷惑そうでしたけど(笑)。でも、主の代弁者の千子村正なので、毎回審神者が見たいような絡みをみせていました(笑)。
そして、葵咲本紀メンバーでのトークでは、床を拭く黒子さん(スタッフ)によく絡んでいました。そして、千秋楽には「毎回どうもありがとうね」と…。
そんな楽しい(蜻蛉切は大変そうでしたが)人なのに、歌唱力抜群で…。1部の最後の「かざぐるま」は…涙を誘うのです…。三百年の子守唄と葵咲本紀を思い出して…。蜻蛉切とのデュエットも、さっきまでフリーダムに動いていたとは思えない人くらいのギャップで、かっこよくって色っぽかった。。。

手合わせ

1部中盤で、二振りが登場し、手合わせとして剣を交えるのですが。流石刀剣乱舞…。この二振りがが毎回違っていました。
例えば和泉守兼定対陸奥守吉行…少々荒っぽく、邪道と言いながら、迫力のあるダイナミックな殺陣を見せてくれました。
そして、一番不穏だとささやかれたのが、明石国行対三日月宗近
本編では、ちょっと意味深な動きをしている三日月と、その行為が歴史を改ざんしているのかを疑う明石国行…。
その二振りがお互いの腹を探りあうような会話をしながら、ダイナミックな殺陣を見せて…。
…うん、三日月宗近が怪しい動きをするのは刀剣乱舞だから仕方ない。だって舞台のほうもアレだし??
だけど、明石国行…君はそんな不穏な刀だったか??ニー刀と言われるくらい、やる気がないのが特徴だったよね??と…まあ、怠惰だからって、頭の動きも怠惰って訳じゃないけど…。そんな鬼気迫る感じは…ね…、と。
だから早く愛染国俊と蛍丸の顕現をお願いします、刀ミュ様。。

美しい悲劇

幕末天狼傳の初演時から歌われている、とても切なくも美しい楽曲なのですが、こちらも毎回歌う人が異なっていました。
私が見たときは小狐丸と松井江で、とても儚げな雰囲気でした。
…和泉守兼定と大倶利伽羅とか、加州清光と明石国行とか、個人的に見たかった回もあり…。
まあ、千秋楽の大倶利伽羅と豊前江ってわかったとたん、心臓が止まりましたけどね…豊前…新しい推し←

カーテンコール

普段なら全員の挨拶で締めるのですが、諸般の都合でこちらも代表二振りにやってもらってもらい、加州がツッコミをいれて、三日月宗近が締めるというものでした。
前述の加州と膝丸もおかしかったですが、だいたい周りを…特に大倶利伽羅を笑わせるために、コントと化してました。。。笑ってはいけない大倶利伽羅。。。
キャラ的に笑顔を見せられないのに、役者さんの笑いの沸点が低い。。多分きっとそういうキャスティングしたんでしょうね…と(笑)。
千秋楽は、素早い豊前江と、土に聞く桑名江…。
お互いのペースで話すから、かみ合わない…のもおかしいのに、最後に加州の見事なツッコミが…。
この二振りが次の作品に出演予定ということで選ばれたのでしょうね。こちらも楽しみ。

https://musical-toukenranbu.jp/pages/spring2021

そして、最後に占めた三条組。。。
阿津樫山異聞からずっと見てきたからこその「色いろあったな」にしんみりしてしまいます。
そして、沢山の仲間と胸を張る姿…。これからも、刀ミュ本丸を見守っていきたいと思いました。。

かるたコント

…和泉守兼定と陸奥守吉行が争ってるのを困惑して、加州に相談する大和守安定。カルタ勝負するというのを、この前それは堀川国広が収めたんだし、今は堀川がいないんだからだめだよと諭されるという流れ…まあ、ちょっとコメディチックではありましたけれど。。。後半では、さらにおかしくなっていました。。
”あの日の京”カルタになぜ伊達政宗や上杉謙信がいるのか。。。まあ、伊達政宗あたりは上京してる。。。かも??ですが、そもそも君たちがいう「あの頃」って幕末だよね??と。
ある日は2億個もカルタを持ってると自慢する和泉守…。
歌の時は本当に、強くてかっこいい最近はやりの刀、流石わたしの最推し(?)っていう感じなのに…足の長さが視界がおかしいのでは?っていうくらいスタイル抜群の超かっこいい刀なのに、。。。この時は小学生かよ??となる…。まあ、そういうあたりが兼さんなんですけどね(笑)。

主に優しい刀剣男士

2部では、初期刀である加州、陸奥守と蜂須賀虎徹が会話するんですが。・・・このくだりも毎回異なっていて、コントだったのですが。
「これから絶対よくなるって俺たちは知っているから」
「主が頑張っているのはよおく見ている」
「このひと時を楽しんでほしい」
と…主に優しいよ、君たちは。
また、今回はビデオでコメントのみの刀剣男士たちも優しくて。。。今剣ちゃんの誉ぽんっに癒されました。
そして「今、大変な事への祈祷に忙しい」と…時事的にガチなコメントをする石切丸さま。。。主が穏やかに過ごせるようにお祈りをしてくれるそうな。
で…髭切さん。。。。「寒くない?じゃあ、温めてあげるよ、弟が(*‘ω‘ *)」…って膝丸に丸投げ( 一一)。…まあ、君らしいけどね(笑)。

審神者が喜ぶことをする

2部の衣装の燕尾服から、コメントから、とにかく、会場にいる、そして黒い筥=カメラの先にいる審神者が楽しめるように、全力でパフォーマンスを繰り広げてくれる刀たち。。。
獣での加州の「届けえええええ!」という叫びに「届いてるよ!」と答えてあげたかった。。。
今回の状況下で、本当に色々限られた時間、状況のなかで、めいいっぱいのおもてなしを受けた、そんな気持ちになりました。

これからもよろしく

三条刀の最後の言葉ですが、でもこちらこそです。
今年は、東京覚書とパライソ再演、そして、にっかり青江の単騎出陣があり、どれも楽しみです。ただ、この状況下・・・やり切れるか本当にギリギリなわけで。でも、また彼らと会えることを楽しみに、審神者もがんばらなくては、と思いました。

おまけ

毎回、公演ごとにグッズを購入する訳で。今回も色々購入しました。

タオルは。。。今回仕様しなかったのが残念。普段の祭なら、客席で振り回したりするのですが。
リボンは、本当はパーカーのなのですが、パーカーは購入してません。リボンは。。。推しのを買いましたけど。さて、何に使いましょうか(笑)。
マスクもあるあたり、この時期を象徴してますね。
さて…明石、加州、和泉守、膝丸…とありますが、今年の年末??来年??にまた祭典があったら。。。ここに豊前江がはいるんでしょうね、、、きっと。