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ミュージカル刀剣乱舞~歌合乱舞狂乱

公式から、ネタバレせぬようにと言われ…審神者はそれを守ってまいりました…。千秋楽も無事に済んだので、感想などをつらつらと。

公演内容

今回、ふだんの刀剣乱舞祭と趣旨が変わってまして。発表からかなりザワザワしてましたが。
…うん、ちょっとびっくりしました 。
今剣と堀川国広の詠む和歌に合わせたような本丸の日常ドラマのような短編話と、ライブパートを合わせたような…そして、その歌により、クライマックスに向けて盛り上げていくような…そんな展開になっていました。
その小話をさらっと紹介しましょう。

祭壇と装束

可愛い脇差組の事前説明から、今回参加する全刀剣男士達が祭壇のような場所に集合。そして、何やら荘厳で神秘的に歌合が始まる…。かれらの衣装は白が貴重で裾や首周りの飾り紐が会お又は赤になっている装束…祈りにもにた謎深まる始まりにドキドキします。

石切丸と碁石

誰かが遊んだまま放置していた碁を片付けでいた石切丸は、碁石がぶつかる弟が、何かに似ていると感じます。やってきた小狐丸や陸奥守吉行などに尋ねるも、何かが違う。そんなとき、篭手切江に教えた百度参りをみなでやろう…という話になり、石切丸も参加する。そして、その時その音が何に似ていると感じたのかに気づく…。

蜻蛉切と金平糖

蜻蛉切が稽古を励むなか、仲間たちが何故か金平糖を求めてやってくる。
これは非常時のものだから、と、断る蜻蛉切。
一体どうしたものか、と考えているうちに、普段からの疲れがきたのか、つい、居眠りしてしまう。
目が覚めると、そこはおかしなことに、何についても金平糖という言葉で片付く世界で。。。
「第2金平糖の隊長は金平糖」、「金平糖に戻って金平糖しよう」など。。。
蜻蛉切も必死についていくが、どうもニュアンスが伝わらない。実はそこは夢の話。夢の中でも居眠りをした蜻蛉切は、湯再び目覚める。
目覚めた蜻蛉切は夢と現実が混在していたため、話が仲間と通じない。仲間はそんな蜻蛉切をいたわり、皆で金平糖を食べるのであった。

にっかり青江と怨霊

にっかり青江が講談のように、雨月物語の”菊花の約”を講ずるという噺。九月九日に戻ると義兄弟に約束し故郷に向かった男が、そこで捉えられる。そしてその約束を果たすために、魂となって戻る…という、雨月物語でも著名な話。
にっかり青江役の荒木さんの技量がすごかった。。。

明石国行と梅木

明石国行が、落語風に話すのは、明石が今剣にお願いして、梅の木にかけてあった手ぬぐいをとってもらうというもの。
だが、今剣は手ぬぐいをとる際に、枝を折ってしまう。
主が大切にしていた梅の木という事に慌てる今剣に、明石は自分は見てないことにする。だが、このままではバランスが悪いから、反対側も折って、折れたことを分からないようにしようと、その枝を折ってしまう。
さらにそこに来た小狐丸に、今剣に更に上にに乗せてもらった手ぬぐいを取ってもらおうとする。事情のしらない小狐丸は、快諾して取ろうとするが、その時にまた枝を折ってしまう。明石はそんな小狐丸に、もとからこんな木はなかったと、梅の木自体をなくしてしまおうと提案する。。。
今剣と小狐丸は明石に焚き付けられたまま、枝を折ってしまうのであった。
…実は、明石は最初に枝を折っていて、それをごまかす為に、今剣と小狐丸を巻き込んでいたのだ。
(…という明石のつくり話)

巴形薙刀とさつまいも

畑にやってきた巴形薙刀は、奇妙な大きな葉の植物を発見する。
見かけた陸奥守吉行と大和守安定と引っ張ってみるが、なかなか取れない。そこに大俱利伽羅がやってきたので、四人で引っ張ると。大きなサツマイモが取れて、陸奥守たちが喜ぶ。…大きくて、いや、あんな大きなサツマイモは食べられるのだろうか。。。と個人的には思ったり。

家康と鯛

葵咲本紀の流れから、信行たちは物部として刀剣男士たちを助け、歴史修正主義者から歴史を守るという事に。物部の仕事は多岐にわたるが、その中でも、戦わずして、歴史修正から歴史を守ることも大事と話していると、その怨霊が現れ、なぜか鯛を置いていく…実は家康は鯛のてんぷらを食べて、毒にあたり死ぬという歴史らしい。だが、ここで家康を死なせるわけにはいかない、と信行たちは奔走??するのであった。
…家康の死亡には、諸説あります、が。いや、オチがね(笑)

和泉守兼定と黒髪

縁側にいつものようにそろう、和泉守兼定、蜂須賀虎徹、にっかり青江。髪の長い彼らはいつもここでたむろするのだが、千子村正がいない。彼はまだ任務中だという。
長髪談議に華を咲かせる三人。苦労話や手入れの話など。。
そんなとき、にっかり青江が千子村正からもらった椿油で手入れを始める。彼が無事に帰還するように、と願掛けも兼ねているという話に、和泉守兼定と蜂須賀虎徹も共に使うことにしたのだった。
この話、三人とも衣装が話題の”軽装”で…いや、まさか、最愛の和泉守兼定のこれを見るとか(吐血)。さらに、大阪公演では、蜂須賀虎徹も発表後ということで、三人そろっての衣装でした。
兼さんは牛乳を一気飲みしたり、最後に歌うところでは、なぜか堀川くんがギター演奏したり。。。うん、土方組息止めました。

小狐丸と月

小狐丸は、偶然会った明石国行に、月に浮かぶ満月を見ながら、不思議な話をする。
それは、とある日、仲間たちが別の場所で小狐丸を見かけたという。堀川国広に至っては、朝の味噌汁用の油揚げを持っていくなと、叱ってくるのだ。
不審に思った小狐丸は、彼らに違和感を覚える。それは、彼らが持っているはずの刀を持っていないこと。彼らは実はキツネが化けた姿だったらしい。
なぜそんなことに?と問う明石に、当時自分は油揚げ禁止令を主からだされていて、油揚げ裁ちのために、キツネの面を被って踊っていたと答える。その思いが、幻想を見せたのかもしれないと。。。
だが、その話をした小狐丸もまた幻想。。。というオチでした。

そしてクライマックスへ

すべての歌合せが終わり、いよいよ儀式もクライマックスへ。謡い、舞い、新たな刀剣男士の顕現を待つ仲間たち。共に戦おう、という問いかけに、新たな刀剣男士は呼応し、顕現するのだった。
…この顕現した刀剣男士、さいたま公演までは、桑名江だったんですがね。。。まさか次の愛知公演から変わるとか夢にも思わず…愛知から東京は、松井江になってました。ほんと、油断大敵ですわ、刀剣乱舞。。。

こんな話の合間に、歌とダンスが入り、熱狂の舞台となりました。

さて、以下、私が経験した公演のこぼれ話を。

さいたまスーパーアリーナ公演

ファンクラブ先行でミラクルを起こし…さいたま公演は全公演参加できました。翌日から仕事…は…忘れてね←。

四日夜は、アリーナ席で…しかも、サブステージ真横付近で、発券した時、目を剥きました(笑)。いや、サブステージといっても、今回よく使うような展開で…。にっかり青江の噺とか、長髪トリオの話とか…近くで観れて眼福ではありました。押しの…和泉守兼定の軽装はね、心臓止めましたけど。

二日目は昼も夜も1階席でだけど、昼は友人の陰謀で、何故か通路真横…。
いやな予感しかない。葵咲本紀では、似たような感じで明石が後ろから来たなあとか考えてました。ら。
客席降りで、きやが…もとい、やってきた、明石国行。
うっわああああと慌てていたら、曲が終わり、次の曲になるところで…。ぴたりと私の隣で立ち止まり。。。ちょこんとすわったああああ!
$&>$’’(」←まさに私の脳内これでした。
え、近い近い近い。。。
その前に石切丸さんとか通過したけど、それにもドキドキしたけど。
その前の曲で、まさかの兼さん近づきがあったけど。
いや、なんかその後の思考は停止状態でした、はい。
夜は、とても冷静に見やすい席で。友達が推しが近くにきたので、絶叫してましたが。。。私の明石接近よりは、ねえ。。。

東京大千秋楽

ライブビューイングで見させていただきました。スクリーンにアップで映る刀剣男士達は…かっこよかった…。まあ、さいたま公演は、ほんとに推ししか見られなかったし(←こら。)

松井江のネタバレはTwitterで知ってましたので、友達の動揺っぷりを楽しませていただきました、はい←。

アドリブネタ

最後の挨拶、誰かが「ねぇ、○○、✕✕ならなんていうと思う?」と無茶ぶりするのですが。

さいたま夜は三日月なら、と石切丸か小狐丸に振ってた記憶が…。

そして、大千秋楽。鶴丸が…大倶利伽羅に「なあ、から坊、加州ならなんでいうと思う?」に、大倶利伽羅は「俺たちお手入れがあるから…」って(笑)。

大倶利伽羅推し殺しにきたー( ゚∀゚)・∵. グハッ!!

…と思わずニヨニヨ。案の定友だち死んでましたが(笑)。いや、うん、宇宙一可愛い子、絶対言うよね~。

石切丸の話では、安定が毎回ジャンケンから勝っての、名前呼びながら歩いてくる、で、色んな名前を。

さいたま初日は「沖田総司」。二日目はどちらかで「三日月宗近」。そして千秋楽は「き・よ・み・つ!」に、客席歓喜。…だよねー。

千秋楽ご挨拶でも「清光と一緒にまってるよ」…沖田組、そーゆーとこだからっ(´TωT`)。

年末テレビでは一緒しまくってたけどっ、舞台で観たい!沖田組のわちゃわちゃ大好き。

同じく千秋楽。兼さんのここで一句も見事に決め…今夏なんか上手くなってたミラクル←。

円盤まで待てない

賛否はあったかもしれませんが、私はこういうワクワクするのが大好きだったので、とても楽しめました。

歌も盛り上がるものばかりだし、バランスも絶妙。

来年はらぶフェスかもですが、こういうイベントまたやって欲しい。

円盤発売いつだろう。楽しみです。多分見まくる~。

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