中央システム株式会社

ウマ娘 シンデレラグレイ

最近の流行に乗っかり、しっかりはまってます、ウマ娘。
今回はゲーム・アニメではなく、表題のコミックについて。
とても読みごたえがあって、展開が楽しみなお話です。

あらすじ

カサマツのトレセン学園に、一風変わったウマ娘が入学していた。
走れればい、そういう彼女はいつもジャージで泥だらけ。明らかに仲間からのいじめも気づいていないのかスルー。そして、恐ろしいほどの大食感。
灰色の神をなびかせて、柔軟な体でだれよりも早く走るその名前は『オグリキャップ』。
北原トレーナーに見いだされ、ライバルや仲間となるウマ娘を得た彼女は、北原の夢だという”東海ダービー”に出走すべく、日々トレーニングに励む。
カサマツで頭角をあらわしてきたオグリキャップは、中京杯に出場し、見事に勝利する。
だが、それは彼女がいち地方でおさまる器ではない事を知らしめることに。
そのレースを観ていた中央(トゥインクル・シリーズ)の”皇帝”ことシンボリルドルフの目に留まる。
噂に聞くオグリキャップの実力をその目で確かめ、その水準の高さに、彼女を中央にスカウトを決意したシンボリルドルフは、北原にそれを打診する。
オグリキャップと東海ダービーを制する、そんな夢を見ていた北原は、そのスカウトに悩む。そしれ、それを聞かされたオグリキャップもまた、悩みながらレースに出る。
そんなオグリキャップを見た北原は、彼女に中央に行くことを促す。自分は中央でトレーナーをする資格がないから、それを取得して追っていくことを約束して。
そして、彼女は中央へと足を踏み入れることになる。。。

ウマ娘

何かと話題になっているので、ご存じの方が多いかと思いますが、念のために。

ウマ娘とは

定義としては『別世界の世界に存在した名馬の名前と魂を受け継ぐ』少女たちで『耳と尻尾を持ち、超人的な脚を持つ』存在です。
あらすじでもある通り、名馬の名前を受け継いでいるので、女の子の姿をしていますが、名馬の名前で呼ばれています。
そして、話題となっている『ウマ娘 プリティダービー』はそんなウマ娘たちが、”URAシリーズ”を目指し、トレーニングを積みかさね、レースに出走し、条件をクリアしながら、URA決勝突破を目指すものです。
そのウマ娘の名前も実際の競馬で走っていた名馬たちなら、レースの名前も実際にあるものとほぼ同じ。
条件も名馬たちにちなんだようになっています。

こんな名馬たちがいます

コミックにはまだ出てきていませんが(というか、ようやく中央にいくので。。。)シンボリルドルフやオグリキャップの他に、マルゼンスキー、スパークリーク、ミホノブルボン、トウカイテイオー、メジロマックイーンなど、伝説的な名馬の名前が。
最近の馬からだと、実力もさることながら色々伝説の絶えない「ゴールドシップ」や、オーナーが某有名演歌歌手の「キタサンブラック」などなど(余談ですが、キタサンブラックはまだサポートのほうした実装されていなのですが、それが欲しいがために、その演歌歌手の歌を口ずざみながらガチャを回していた人も多かったとか(笑))

アニメ化

ウマ娘は2回アニメ化されています。オグリキャップはちょっとですが出ています。アニメの主人公は他のウマ娘は別になりますが、1期も2期も感動的な話です。号泣ものです…。3期を楽しみにしています…。

葦毛の怪物

さて、コミックの話に戻しまして。
主人公のオグリキャップですが、前述の通り有名な名馬の名前を魂を受け継いだウマ娘の訳なのですが、その名馬については、こちらの動画で詳しく説明されていました。

このブームに乗っかるかのように、解説動画が色々出ていますが、一番わかりやすかったのがこちらです。
本来、このチャンネルはおかしな生き物を解説するような動画を制作されていらっしゃるのですが、名馬にも詳しいようで、ウマ娘された馬の解説もされています。
トウカイテイオー、ゴールドシップ、ハルウララもありますので、気になる方は是非。

実際の馬とリンクさせるような話

コミックのオグリキャップはカサマツのトレセンに入学とありますが、実際の馬も笠松競馬場出身の馬です。地方競馬で注目され、そこから中央競馬に転向します。
そして、波乱万丈な競走馬生活を送り、有馬記念で感動のラストランを迎えるのですが、その辺りも動画が色々ありますので、是非見てください。子どもの頃テレビでみていたなあと…父が競馬好きだったので(笑)。

神はいる。そう思った。

10年くらい前のJRAのコマーシャルのオグリキャップへの煽り文句もかっこいい。
それはともかく、元の馬じゃ小さいころは足にハンデがあり、牧場の方が丹念に矯正していたそうでコミックでは、膝が悪く、それを母がマッサージして治療したという話になっています。
また、健啖家でよく食べたという逸話はそのままに(笑)。

葦毛の怪物

葦毛とは、小さい頃は青みがかった灰色で、年齢を重ねるごろに白くなっていく馬の毛並みの事です。
だからタイトルが「シンデレラグレイ」…。
ウマ娘ですからね。
地方から中央へ。まさにシンデレラストーリーのような話です。ですが、…等の本人はそれを意識することなく、ただ走ることが楽しいウマ娘で。
幼いころは足に障害があり、走ることができなかったからそこ、走れること自体がうれしい…。
ただ、一応女の子だから、もうちょっと身だしなみに気を付けてほしかったかしら…まあ「シンデレラ」だから、初めは薄汚れているほうがいいのでしょうが。

これからの展開

コミックは4月現在、2巻まで。
カサマツ時代の話はここまでで。次巻からはいよいよ中央へ。
新たなライバルとの出会いと戦いの話になると思われます。
ここまでの展開はとても面白いです。レースや周りの人々との関係もムネアツですしね。当初いじめていた同級生が、レースで格の違いを見せつけられたあと、ツンデレファンになるのも痛快でしたし。
そして、コミック内にはすでにでていますが、この子も出てくるのが楽しみです。

タマモクロス。これは馬のぬいぐるみですが。なぜか家にあったんですよね。。。私のではなく、主人が持っていました。しかも、オグリキャップと戦って、勝った天皇賞のやつ。。。なぜ持っているのかしら(笑)。
実際の馬でも、同じ葦毛で競いあった名馬。ウマ娘の姿も可愛い彼女との競い合いが楽しみです。