中央システム株式会社

絶景本棚

生まれてこのかた、パソコンの電源を付けない日はあっても(…仕事柄どうよ?といわれそうですが)、コミックを含めて本を読まない日はない私にとって、本棚は切っては切れないものです。
本屋や図書館は聖地!そして、気になるのは、他の人の本棚だったりします。

人の魂、本棚に宿る。

本の帯に書かれているこのフレーズが、すべてをものがたっていますが。
「本の雑誌」という雑誌で連載している、本棚絶景という特集を1冊にまとめたものです。

本に携わる人の本棚

作家はもちろん、雑誌編集者や書店員、書店の営業という、いわゆる「本のプロ」の自宅本棚の写真が掲載されています。
そして、特集の担当者のコメントと、何人かのあとがきのようなコラムで形成されているのですが、まあ、人それぞれですよね。

整然と並べる人、積みたおす人

もちろん、そんな特集に選ばれる方なので、蒐本家であるのは確かで。
その収納も、壁一面だとか、らせん状の図書館のような本棚とか、芸術的に並べている方もいれば、本に入らず、雑多に床に積んでいる人も…。
また、本棚の本も、SFやミステリーなど、ジャンルにこだわる人から、とにかく好きな本を集めている人も。その人の好みがよくわかるようです。
個人的には、新井素子先生の書棚がうらやましい…。自宅に図書館のような本棚は、本好きには憧れであったりします。

思い起こせば…

私の初めての本棚

初めての本棚は、母が独身の時から使っていた低い高さの木製の本棚でした。年季が入っていて、味わいがあった記憶が…。あれ、結局どうしたのか…まだ実家にあるのか、記憶が定かではないですが。
最初は弟と同じ勉強部屋だったので、仕切りの意味もあったのか、勉強机の背後にあったように思います。
そこには、絵本とか図鑑とかありましたけど、一番記憶に残っているのは、「はいからさんが通る」が置いてあったような…。多分一番最初に買ってもらったコミックです(笑)。あとは、母が集めていた「小さな恋のものがたり」もあったような…。
その後、一人の部屋をもらったあと、高校生になり、扉つきの本棚を買ってもらいました。背が高くて、スライド部分もあるもので…。今も実家に鎮座してます。早く持って行ってといわれてますが、さて、どこに置くべきか…。
多分その本棚にある「世界文学全集」と「漱石全集」と「チボー家の一族」も引き取って…。本好きの母のお陰で、そういう本に囲まれていたのは幸せといえば幸せ…なのか?

本好き一家

父以外、本好きな家です、実家は。母方の祖父も亡くなるまで色々読んでいましたしね…。母は無類の本好き…。なので、小学生の時、地元の本屋さんが月に1冊、おすすめの本を定期購入する、というシステムで、購入していました。
なので、児童文学はそこで色々読んでました。
実家にいけば、どの部屋にも本がある状態なので、逆にないほうが不自然で。。。
もちろん弟も好きで、病気になっても本は趣味で…最近は私が購入して持っていくようになってます。
世界文学からミステリー、ファンタジーなど、母と私と弟で好きなジャンルが異なるので、家にある本を並べたら、雑多すぎるくらいです(笑)。

現在の私の本棚

結婚後はしばらく大人しくしてました(・・)が、やっぱり好きで、気づけば…おやあ?な状態になってます。流石に全部屋は無理ですが、本棚は高いものが2棹、低いのが3棹、カラーボックス1つ…にも入りきれなくて、ケースなどにしまっているものも多数あったります。

寝室の本棚はコミックが中心…只今本の断捨離中で、とりあえず入れるだけ入れろ中なので、バラバラです。。。

書斎は小説や専門的な本を中心に。…こちらの整理中です。これに箱などで保管しているので、雑多としてます。そろそろ趣味を一貫したほうがいいのでは、と我ながら思いますが、まあ、むりでしょうねえ…。

電子書籍もいいけれど

こういう幅を取らないし、さっと読めるので、電子書籍もよいのですが、やっぱりページをめくる感覚とか、じっくりよみたいなら、紙の本もまだまだ捨てきれない感じがします。
絵本とか。

これは小さい頃に読んでいた中で、一番好きな作品で、今でも持っています。
装丁が美しい本とか。

文豪をキャラクターにした作品とのコラボとか。

こういった楽しみがあるから、紙の本はやめられないんですよね。。。
ただ、最近書店が減っているのが残念です。
本との出会いは、色々豊かにしてくれると思うのですが。