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快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーBluRay第4巻

ルパパトの最終BluRayコレクション…。この巻の話はずっとドキドキしてみていました。なんていうか、…スーパー戦隊なんだけど、ドラマだったなぁ…と。

この巻のあらすじ

「強制帰宅ビーム」がTwitterのトレンドにあがった、ふざけてそうでかなりシリアスな話から最終話までを収録。…伝説のキツツキ回もシャケ回まで入った、とにかく中身が濃い…。
ジュレに通い、魁利達との仲を深めていく圭一郎達。その中で圭一郎は、魁利の中にある闇について心配になる。その暗い部分には魁利の兄が関係しているのか、心配した圭一郎は魁利にそれを問いかけるが、それが魁利の探られたくない部分を抉り、ギクシャクしてしまう。そんな中、新たなビーグルを手に入れるルパンレンジャーたち。パトレンジャーもまた、ザミーゴの存在と能力…相手を凍らせ、転送する力に気づく。様々な事件のなか、魁利は自分の周りに心配する人々がいる事に気付かされ、圭一郎とも仲直りする。そして、ギャングラー幹部、デストラが、ドグラニオの意を受け、後継者争いに参加し、ルパンレンジャー、パトレンジャーをおいつめていく。窮地に立たされる中で、お互いの力を合わせ、デストラを倒す。
幹部が倒された後も、ギャングラーの攻撃はやむこともなく。そんな折、圭一郎とつかさの同僚、悟がフランスから帰国。国際警察の中にギャングラーへの内通者がいるとの情報を持ってきた彼は、その内通者がノエルであると指摘。ルパンレンジャーはギャングラーとの戦いの中で、ノエルが異世界…ギャングラーと同じ世界のもの達の子孫だと知る。
しかし、実は悟自身が内通者であり、彼の化けの皮を被ったギャングラーだった事から、圭一郎達は悟と同じような犠牲者がいるのではないか、との疑問を持ち、調べ始める。今まで倒したギャングラーの化けの皮もまた、行方不明者と一致。更に行方不明達は二年前の大量失踪事件の被害者であることに気づいた圭一郎は、その被害者の中に魁利の兄がいることにまで気づく。そして、そこから、ルパンレンジャーの正体が魁利達であることを確信する…。

怒涛のコメディ展開からのシリアス

「展開が凄すぎて風邪をひく」…とファンから言われたコメディ回。ギャグからのシリアス展開をわずか30分の間に入れてくるから、そのギャグの熱さと冷や水を浴びさせらるようなシリアス展開の温度差を上手く例えてる名言かと。
キツツキ回では、魁利を心配する透真と初美花が魁利を尾行し、その行動一つ一つに異様な心配をする、という話で…。キツツキとは、透真の「腹がパンパンになった魁利のお腹に、何故か飛んできたキツツキが突っ込んできて、爆発して死んでしまう」という、一体なんでそうなった…な妄想。透真にしても初美花にしても、心配なのは分かる…が豊かすぎる妄想力が凄すぎて…なのに、最後はギクシャクしていた圭一郎と仲直りさせるために、本当に自分を心配する人がいると、魁利に気付かせる狂言まわしで見事に回収。
伝説のシャケ回は、クリスマスはチキンでなくシャケを食えという、ギャングラーが、街じゅうのチキンをシャケに変えたり、ノエルがXトレインでフランスまでチキンなどを買いに行ったり、戦いの中でシャケ料理の具材にされたり…とふざけきった裏で、圭一郎が大量失踪事件に目を向け、魁利の兄がその中にいることを見つけてしまい、そこから、魁利達を疑い出すという、二つの戦隊、それぞれの展開ゆえの並行進行を利用したような話。
次の回では快盗組が女装までして新年からわちゃわちゃしている中で、警察組が快盗の真相にたどり着くという…、笑っていいのか泣いていいのか…。たった30分でやり切ってるのがまた凄かった…。

怒涛のラスト五話

快盗の正体を突き止めたが、本人に確認はしていない中で、ギャングラーの襲撃。更に快盗も警察は知ってしまってるのでは、これからどうする?となってる中に宿敵ザミーゴが現われ…というところから、ラストまで、ずっと油断のならない展開…。毎週見る為に体力使ってましたね…。
そこからの快盗正体バレ、そして怒涛のラストへ。
ルパンレッドとパトレン1号、魁利と圭一郎の関係を丁寧に書いていたからこその、ドラマ…。号泣しました、毎回。

最後までVS

最終話の最後が、初回とかオープニングにかかるような展開で、ただひたすら凄かった…。カメラ回しもよくって…。
そのあと色々な本に、プロデューサーと脚本家と監督でかなり話し込んで、色々出た案の中でこれだ、というのにしたそうで。確かに色々課題が残ってたり、それこそ魁利達はどうなるの、とか…ありますが、多分その辺て人それぞれの結末があるかと思うので、これで良い気がします。
公式で無理やり決めた結末よりは、みんなの妄想働かせた、ね…。

特典映像

映像特典は、キャストのトークは…最後までわちゃわちゃしてましたね(笑)。打ち上げの日に収録したのか、その日の私服っぽかった。可愛い…。それからハルカズサの長瀞旅と、オールアップ風景…。最終話のオープニングと、本当のラストカットが最後だったのね。
そして、最終話の、圭一郎がドグラニオに銃を向けるシーン。外でリアルにドグラニオへ銃を向けてたのはスーツアクターさん。魁利達を思い浮かべ、涙で目を真っ赤にして…は俳優さんで…。バックが真っ黒のなかすすみ、魁が背中合わせになると、ウユニ塩湖のようになるあのシーン。実際声は後で合成するのでしょうが、圭一郎が歩く姿に、語りかけてるんですよ、リアルに。そりゃこーせーくんも自然泣くね。とおもいました。
アップ後、花束をもらった時はハルカズサは涙で話せなかったり。その花束を持ってきたのは、二人三脚で頑張ってきたスーツアクターさんたちで…。特撮っていいねって思いました。

特典CD

…公式大丈夫(笑)?がまず感想。いやつかさ先輩愛されまくりの誇大妄想が止まらないとか、ファンが同人誌でやるような…(笑)。いや、ルパパトはそういう供給(笑)が凄かったですが、最後の最後にまた…(笑)。個人的には王道だけど、年下ヤンキーのちょっと小生意気なレッドくんが良かった…←

お疲れ様…?

とりあえず…テレビ版のBluRayはこれでおしまいです、が。ファイナルライブツアーとキュウレンジャーとのVSがあり、まだまだ供給があったりします。
俳優さん達はそれぞれ別のお仕事が始まっていて、そちらですでに楽しませてくれていますが。
でも、1年お疲れ様でした。