中央システム株式会社

テン・ゴーカイジャー

「海賊戦隊ゴーカイジャー」10周年記念作品が、期間限定上映されました。
ファンとしてはいかねば…と早速見てきました。
うーん、もう一度見たいかも(*‘ω‘ *)。
※以下、ネタバレ要素を含みます。できるだけ避けるよう気を付けていますが、ご了承をお願いします。

あらすじ

ゴーカイジャーがザンギャックの侵略から地球を守ってから10年。
スーパー戦隊は国防戦略の一つとして、「スーパー戦隊ダービーコロッセオ」という公営ギャンブルにその力を使っていた。
スーパー戦隊のレンジャーキーからその力を具現化し、その力で対決し、勝つほうをベットする。
そこで集められた資金から国防費を賄い、またザンギャックのような侵略者が現われたときのための策に利用する。
国内外からこのギャンブルに参加し、子供たちまでその戦いに熱狂する。
そのシステムには、かつて「ゴーカイシルバー」として活躍していた鎧も参加し、戦隊の力を平和に利用する事に喜んでいた。
その戦隊の変貌を、「ゴーカイグリーン」ハカセは驚いてみていると、このダービーの主催者に声を掛けられる。
そして、鎧と再会。
実は鎧は数年前に、一旦メンバーと離れ地球に帰っていたのだが、突然連絡ができなくなったことに心配していたので、ハカセとの再会に感激していた。
だが、ハカセからは驚きの真実を聞かされる。
ゴーカイジャーは数年前に解散したのだ、と。
そして同じころ、左目に眼帯をつけた「ゴーカイレッド」キャプテン・マーベラスが地球に降り立った。
そして、変わり果てたその地球の姿を冷めた目で見ていたのだった。

奇跡の全員集合

ゴーカイジャーの放送から10年経っているので、それぞれ色々あり…「シンケンジャー」も「ゴセイジャー」も10周年の時に動きはなく…、なのでゴーカイジャーはどうなんだろう?と思っていました。ゴーカイブルーの山田裕貴とか。
そんな事を思っていた時、ゴーカイジャー10周年記念のYouTubeが公開されました。

懐かしい話や、今の戦隊「ゼンカイジャー」に出ている「ツーカイザー」の話(見た目ゴーカイジャーをリスペクト(笑))などの話と共に、この10周年記念作品の制作が発表されました。
SNSでのゴーカイジャー祭すごかった…私も興奮しましたが。
そして、全員集合するらしいとの情報が。
そうが、なんとか都合つけられたんだなあとその後の情報を待っていると、今度は…
スーツアクターも当時の担当者が全員集合!
との情報が。
すでにスーツアクターを引退されていたり、現行特撮のスーツアクターやアクション監督をされていたり…だったので、まさかの集合に歓喜しかない…。
はい、もう特撮ヲタクとしては、絶対みなければ…な作品になっていました。

10年経った彼ら

みんなが集まってワイワイ…と思いきや、時間軸としてしっかり続編でした。
彼らが10年後の地球で、彼ららしく気に入らないものをぶっ潰していく…。そして、ファンなら分かる小ネタが満載でした。

学研の図鑑

冒頭、少年たちが真剣に観ていたのが、学研の図鑑「スーパー戦隊」。
かの有名な図鑑に…あるんです、本当に。買いましたし(ドヤ顔)。
45作品を記念して今年発売されたものです。本当にての混んだ内容で、ちゃんと図鑑なんです。
こんな戦隊で、こういう能力があって、このロボットの速度は…と、本当に詳しく、これ1冊で夏の自由研究ができる代物です(笑)。
なんでも、これで研究し、 「スーパー戦隊ダービーコロッセオ」 にベットするのだとか…。小学生が賭けっていいのか?と思いますが、この映画の世界では、老若男女・国に関係なく賭けることができるのだとか。
  ※映画の最後に、「未成年者のギャンブルは法律で禁止されています」の注意書きがありました。念のため。

益子田です!

今回、 「スーパー戦隊ダービーコロッセオ」 で実況を務めていた益子田という人物。10年前、マーベラスとの因縁の人物「バスコ・ダ・ジョロキア」にそっくり…まあ、役者が同じ細貝圭さんなんで、当たり前ですが(笑)。
なので「バスコダさん??」と首を傾げられ、「益子田です!」と返事をしていました(笑)。
まあ、手元にお猿さんのぬいぐるみがありましたからねえ。。。サリー?

なぜか泣けてきます(笑)

”~特別”のように、色々な縛りで戦う「スーパー戦隊ダービーコロッセオ」。
その中で、バトルケニア(バトルフィーバーJ)・デンジブルー(デンジマン)VSマジイエロー(マジレンジャー)・ビートバスター(ゴーバスターズ)というバトルが。
そして…後者が負けると、解説の松本氏がウルウル…。
これ、分かる人には分かるネタでしたね(笑)。そりゃ、泣けますわ…。

後輩たち

ジュウオウジャーにはちらっと出演していました。マーベラスは単独でちょろっとありましたが、全員では五年ぶり。その間に、キュウレンジャー・ルパパト・リュウソウジャー・キラメイジャー、そして今のゼンカイジャーがあるのですが、さすがに現役で戦ってるゼンカイジャーはともかく。
そんな後輩たちからもレンジャーキーを預かった訳で…。
キラメイジャーやリュウソウジャーはあっさり貸してくれそうだし、キュウレンジャーもまあ、そんなに無理ない…と思いながら、パトレンジャーは正義のためなら、というのと、国家権力から命令されたら従うしかないので借りれるとして…快盗たちが貸してくれるのだろうか…。と、見た人達の考察にも書かれてましたね。
ルパンコレクションを集めて、願いを叶えたのなら…ですが、それより、怪しげな先輩(笑)が貸して、といってあっさり貸してくれるような性格じゃない、赤と青…。でも、ルパンレッドにゴーカイチェンジしてたから、初美花あたりにお願いしたのでしょう…。
マーベラスとアイムの二人での後輩たちへのゴーカイチェンジは、そのセリフも含めて、かなりムネアツでした。鎧がテンション上がるのも無理はないです。

10年経っても変わらないものがある

マーベラスを捕まえて、国防省から3億を巻き上げるルカ(…言い方)。腕を縛って引き回すわ、転がして足蹴にするわ…。その容赦のなさも変わらないですね。まあそんなことした理由は別にあるんですけどね。
ハカセも、頭はいいけれど、ドジっ子なところは変らない(笑)。運動神経が悪いのかいいのかわからない、突飛な動きが変わらないもの相変わらずでした。
アイムは…キラメイジャーのキラメイシルバーこと、クリスタリア宝路に迫るとか、ちょっとお姉さまっぽさもありつつ、上品に毒を吐くとか変わらないです。個人的には、ピンチのマーベラスを助けて二人で逃げて…の下りは、テンションが上がりました…。
そして…ジョー。ジョーというか、マーベラスとの関係性が、本当に変わらないというか、背中を預けるとか、左目の代わりになるとか…、信頼とか友情とかそういうものが更に強くなったというか…。
元々、ゴーカイジャーはマーベラスを中心にして、絶対的な信頼感で結成されている感じのする戦隊で、バラバラに動いていても、全員「わかってる」感が強かった。そこは10年経っても変わらないのがうれしかったですね。
最後の決戦の時、当時の衣装で登場し、マーベラスを中心に名乗った時は、歓喜のなみだ…これがみたかったのです~。

そしてオチ

エンディングの曲の間に、全員が「サファリ」のカレーを食べるという、テレビシリーズの初回と最終回と変わらないシーン…。サファリは代が変わってしまっていましたが。
そして、マーベラスの眼帯の意味…。うん、まあゴーカイジャーだからねえ(笑)。かっこいいんだけど、そういうとこでガクッとさせるというか、本当に自由すぎて、ああ、もうだからゴーカイジャーが好きってなりました(笑)。

また何年後に

ここまで夢のような奇跡の集結(脚本・監督。スーツアクターも含めて)は厳しいかなっと思ったりしますが、でも、また集まる所が見たいですね。
ゴーカイジャーの良さは…彼らがいたら、どんな戦隊も変身・活躍できるってことなんですよね…。
後輩たちは、今回レッドしかでていませんでしたしね…。マーベラスの「実力を行使してやったぜ」と、アイムの「永遠にアデューですわ」に、劇場で悶えてましたけど。
でも、他の色をみてみたいですよ…うん。
本能で武器を使いこなせてる、とてもチートな戦隊ですから。