海賊戦隊ゴーカイジャー

冬に放送したスーパー戦隊最強バトルで、久々に船長のご尊顔を拝謁しました。相変わらずかっこいいです、キャプテン・マーベラス様（笑）。

どんな内容？

宇宙帝国ザンギャック…その強大な力で宇宙を制圧していたが、次のターゲットを地球に決めていた。だが、スーパー戦隊という正義の味方がその野暮を阻止しようと立ちはだかる。120余人もの戦隊ヒーローが力を合わせ、阻止に成功したが、その力を使い果たしてしまった。
それからしばらく。再び地球はザンギャック帝国の征服対象として狙われる事に。
そのザンギャック帝国に反旗を翻した若者たちが、「宇宙の全てを引き換えにしてもいいような宝物」がある、と地球にやってくる。
帝国の野暮を阻止し、そこから財を奪っていく彼らが【海賊戦隊ゴーカイジャー】。
宇宙一の宝物とは何か。地球はザンギャック帝国の脅威を排除することができるのか。

ここが見どころ

スーパー戦隊35作品目として、当時パイレーツオブカリビアンのブームなどにより、注目を浴びた海賊がコンセプト。
正確の味方、なスーパー戦隊では珍しくアウトローなコンセプトです。そのあと快盗戦隊ルパンレンジャーがきますが。
それも注目…だったのですが、それ以上に話題になったのは、彼らの変身能力。
大戦の後、失われたスーパー戦隊の力は「レンジャーキー」となります。
そのレンジャーキーを、変身道具である「モバイレーツ」にセットし、回すと、その戦士に変身する事が可能なのです。なので、歴代スーパー戦隊に変身し、その力を使う事が可能という夢のような力。
「シンケンジャー」だの「ゴレンジャー」だの、セット変身も出来るし、オールレッドやオールブルーみたいな色縛り、忍者や動物などのキャラ縛りだの、…夢の組み合わせで戦うことも…。スーパー戦隊ヲタ的に胸アツ…。
更に、宇宙最大のお宝を得る為に、各スーパー戦隊から大いなる力なるモノを授かるのですが…歴代の戦士が登場して、その力を授けるなんて事に…更に胸アツ。
まあ、皆さん個性強い方なので、あっさりくださるはずはなく…。拒否られたり、変な条件をつきつけられたり。シリアスだったり、コメディだったり…。
最終回。ラスボスとの戦いで、怒濤のゴーカイチェンジは圧巻です。

個人的みどころ

やっぱりバスコですかね。
ゴーカイレッドこと、キャプテンマーベラスとは、かつて「赤き海賊団」という仲間だったのですが、バスコは仲間を裏切り、殺そうと襲ってきます。
マーベラスをかばい、キャプテンであるアカレッドは、船と集めたレンジャーキーをマーベラスに託しでなくなるという、思いバックボーンが。…最近こういう設定ありきな作品多いですな。
さて、そのバスコ、もちろん宇宙一のお宝を狙ってきます。マーベラスもまた、過去の因縁から、バスコにはムキになる傾向が。兄のように慕っていたのに、という所ですかね。
そして幾度となく刃を向け合う二人。
お宝を奪い会う、というのもありますが、腐れ縁というか、意識せずにはいられない関係…。
そういえば、好きなスーパー戦隊には、赤に執着はする、イケメン強敵が必ずいますな…。シンケンジャーの十蔵、ゴーバスターズのエンター、ルパンレンジャーのザミーゴ…。
対象になる敵キャラって大事ですね。
それから、サブの脚本に、ルパパトの香村さんがいらっしゃいまして。結構な本数が彼女の脚本だったのですが、好きな話はかなり彼女のエピソードでした。ゴーカイイエローのルカとゴーカイグリーンのハカセが入れ替わる話、とか。

劇場版

基本夏と冬の二本なのですが、流石記念作品。三本ありました。
その追加されたものが、前作のゴセイジャーとのＶＳもの。…本来は冬映画になるコンセプトなんですが、何故か早めに。ＶＳシリーズの王道的ストーリー展開で、面白かったのですが、さて、じゃあ冬は…ときたら。
まさかのギャバン。宇宙刑事ギャバン。あのライトセイバーだのロボコップだのが、その設定をパく…コンセプトにしたという、伝説のメタリックヒーロー。
…めっちゃ好きでした。そんなギャバンとまさかのＶＳ。熱くならない訳はなく。BluRay買っちゃいました←
今は代替わりしちゃいましたが、ゴーカイ映画では
初代の大場さんが…。渋い、かっこいい…。
まさにあばよ涙、よろしく勇気←ギャバンといえばこれ。
かつての命の恩人という設定も良くて。更に言えば敵が佐野史郎…まあ、惚れ惚れするほどの悪人でした←。