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侍戦隊シンケンジャー

東映特撮ファンクラブ(TTFC)に入会し、色々な特撮がひと月980円で見放題。で、見たくなった「侍戦隊シンケンジャー」を最終回まで見切りました。今年10周年ですって。何かやらないかしら。去年ゴーオンジャーはやった…けど、肝心の殿様が多忙だからなぁ…。と、つい考えてしまいます。彼らの10年後…想像つかない(笑)。

あらすじ

三途の川に潜む、人ならざるもの、外道衆。僅かな隙間から人の世界に入り込み、人々の悲しみや苦しみを生み出し、その力で三途の川の水をあふれさせようと画策する。それを阻止しようと、江戸時代から志葉家を中心とした侍戦隊シンケンジャーが戦い続ける。そして現代…封印されていた外道衆のボス、ドウコクが復活…サムライ達の新たな戦いが始まる…。

シンケンジャーの魅力

シンケンジャーは、33番目のスーパー戦隊ですが、和モチーフはもしかしたら初めてかも。戦隊は大体銃と剣を武器にしてるけど、剣に拘ったのも。そして、なんと言っても、「殿様と家来」の主従関係。レッドが殿様で他は家来…とか時代錯誤…でもなく、逆に新鮮。追加戦士のげんちゃん含め、生まれも育ちも侍としての佇まいもみんなちがってみんな良い…という感じがまた現代風でしたね。そして、脚本。特撮二大クイーン(…と、SNSでフォロワーさんが言ってた)の小林靖子さん。シンケンジャーは代表作のひとつにあげられるくらい。…チャンバラ好きがよく分かります。

個人的に好きなところ

なんていっても、悩めるレッド。カリスマあるけど完璧じゃない辺りが好きです。初期の頃のツンデレ具合…ツボ←。不器用なんですよねー。だから「平和な世界にいるお前達を巻き込みたくない」って感じなのに「邪魔だからいらない」みたいに言う辺りが…。なのに、まねきねこと中身を入れ替えられたり、七並べで大負けして墨塗りたくられたり…(笑)。そして、しれっと入る伏線。最終回まで見て、実はあの回のあのセリフははそうだったのか!みたいな感じで、ああ、納得。すごく練られた脚本です。流石靖子様。
シンケンレッドは今をときめく松坂桃李。…だからカッコイイ←。見た目もですが、一年分見ると、逞しくなっていく様を見られます。
そして、戦闘シーンの殺陣は圧巻。シンケンレッドのスーツアクターさんは福沢さん…納得。この後ゴーカイジャーでゴーカイレッドも演じてましたが、アクションが凄い…のです。以降は監督にまわり…ルパパトではため息でるアクションを考案されてます。
敵も…ドウコクもですが、薄皮太夫や十蔵の壮絶かつ哀しい過去とかよく作られてます。特に十蔵の恐ろしいまでの斬り合いへの執着はゾクゾクします。ラストもあーっ、と納得します、うん。でももうちょっと…もやもや。
シンケングリーンとシンケンイエローの年下組ほのぼの感も好きでしたね。一番成長したなー、なのがグリーンの千明だったからかもですが。…流之介くん…シンケンブルーは…天然が…(笑)。

小林靖子さんと刀といえば

一月に公開された「劇場版刀剣乱舞」。シンケンジャーを楽しめた方はこちらもオススメします。小林靖子さんらしい脚本。美しい映像。刀剣男士たちが美しすぎて「美の暴力」とまで(笑)。歴史好きにも、ちょっと意外な展開で見て欲しい映画です。…推し刀いなかったのに、つい二回みちゃいました(笑)。

次は何を見ようか

…と迷ってます。ルパパトまで42作品ありますからね。靖子さん繋がりか、34作品目か…いやいやレジェンドにするか。ファンクラブ眺めているとコンテンツが沢山あって楽しいですが迷いますね。仮面ライダー系もいいかな…とか。お試しで「秘密戦隊ゴレンジャー」を見ましたが…うん、昭和すぎてツッコミ入れたいシーン満載。1話だけで延々語れるかもしれません…が、色々耐えられなそう(笑)。と、なやみながらも、挫折したキュウレンジャーを見なきゃですかね。ルパパトとのVSがありますから。