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名探偵コナン ハロウィンの花嫁

2022年新作の名探偵コナンの映画、昨年から何かと話題だったこの作品、早速見てきました。
一言でいえば、コナンらしい映画だなあ…と。推理と派手なアクションと、まああり得ないくらいの身体能力な方が、、、(笑)。内容は、2時間あっという間な、良きもので。
※以下、ネタバレ要素が含まれる可能性が高いです。これから見る予定の方はご注意ください。

あらすじ

さて、内容ですが、こんな感じでした。

ようやく二人の結婚式?

渋谷の某高層ビルにあるチャペルで、警視庁の佐藤刑事と高木刑事の挙式が催されている。その式に少年探偵団や蘭たちも参列していた。ところが、いきなりドアが開き、暴漢が現われる。そして、凶器を持って二人を襲う。しかし、参列していた毛利探偵や警視庁の仲間が応戦する。その整然としたその様子にコナンたちが訝しんでいると。牧師として立っていた目暮警部が種明かしをしてくれた。実は、目暮の元同僚が同じ場所で結婚式を行うらいい。しかし、その式を潰すという脅迫状が届いた、というのだ。その脅迫状を出した人物も特定できていない中、警備のシミュレーションの為の式を佐藤刑事達が執り行ったのだ。

公安の怪しい動き

同じころ、都内の立体駐車場には公安の降谷と風見が車内で待機していた。以前、都内で爆弾騒動を起こした犯人が脱走したというタレコミがあったのだ。そして、その犯人は降谷の同僚を死においやった因縁の相手でもあった。
そして、タレコミどおりに犯人が現われる。しかし、様子がおかしい。降谷達が追い込んだとき、その犯人の首に爆弾が仕込まれていることに気づく。だが、時すでに遅し。その爆弾が爆発し、犯人は死亡。近くにいた風見が爆風に巻き込まれ、駐車場から落ちそうになったのだ。降谷はそれを助ける為に隙ができたとき、真犯人によって、降谷の首に爆弾がきこまれてしまったのだった。

新たな事件発生

翌日。警視庁に結婚式の警備関連の打ち合わせに来た毛利探偵と蘭に合流し、食事に行こうとするコナンたち。その時すれ違ったロシア人男性が落としたメモを哀が拾って渡す。そして、そこから離れようとした直後、男性の持っていたタブレットが爆発。そして、哀は爆風に吹き飛ばされてしまうのだ。とっさに毛利探偵が哀を助けに行くが、庇ったはずみでトラックに轢かれてしまう。
警視庁入り口で起きたこの事件。強行犯係である佐藤刑事達が調査に当たる。すると、亡くなったロシア人男性の遺留品の中から3年前に殉職した松田刑事の名刺があったのだ。既に亡くなっている松田に一体どういった用があったのか。
松田刑事が警視庁に来てから亡くなるまでの1週間同僚だった佐藤刑事は、その間の記憶を辿ることに。
だが、ほぼ庁内に詰めていた松田の動向で佐藤刑事が分からなかったのは数時間のみ。その数時間で、一体何をしていたのか。その時、松田の警察学校の同期の萩原の命日と、墓が渋谷にある事に気づく。寺に確認し、当日松田が、3名の人物とやはり墓参りに着ていたことまで判明する。しかし、そこまで調査したところで公安から圧力がかかり、捜査の権限が移されることになってしまったのだった。

コナンに依頼

そんな中、コナンは謎の男たちに謎の場所に連れていかれる。そこは、公安が持つ秘密の場所で、首に爆弾を仕掛けられた降谷がいた。彼はいつ爆発するか分からない爆弾を抱え、隔離されていたのだ。そして、コナンに持っていた情報を提供し、事件の解決を依頼する。
3年前に偶然出会わせた事件についての詳細、そして、謎の爆発魔。一般人から公人などの有名人まで、爆弾によって殺害する国際的に活躍する犯人。しかし、その正体は謎のまま…。
コナンはその話を聞き、事件解決を了承する。

そして、爆弾魔の魔の手が、ハロウィンで賑わう渋谷に…。

沢山の登場人物や設定が絡み合う、コナン好きにはたまらない作品

コナン映画は前年にだれがメインになるか(コナン除く)、が分かるようになっています。なので、昨年の『緋色の弾丸』を見たときから話題になっていました。まあ、原作者の青山先生が、主役は佐藤刑事と高木刑事と名言していましたから。そして、警察学校組…。

警察学校組

今回の事件のキーになってくるのが、萩原の墓参り後に起きた事件。そして、それを犯人は逃したものの、未然に防いだのが松田たち。松田が爆弾を阻止したのは、生前の萩原との会話から…だったので、実質五人でしたが。
警察学校で同期同班で、色々やらかした…(笑)仲間の連携プレーは見事なもので。まあそれじゃあ、犯人逆恨みしますよね~な位凄かった。ただ、彼らは降谷を除いてすべて亡くなってしまっていますが。
その辺りは、コナン本編や、警察学校編で詳細が描かれていて、映画でも回想がメインです。でも、回想でも彼らのインパクトは凄かった…。ですが、映画の中で、そんな絆を軽く説明してくれる、新設シナリオ。なので、分からなくても問題なく映画を見る事ができます。

警視庁の愉快な仲間たち

今回のメインは、松田の最後の相棒だった佐藤刑事。そして、その佐藤刑事の恋人で、サングラスしたら松田刑事にそっくり(という設定)で、松田・降谷達と同じ警察学校組の伊達刑事が教育担当だった高木刑事。
メインビジュアルや、その後のイメージ映像で、二人のウェディングを見せていたのに…ねえ(笑)。とはいえ、多分原作でも、まだそこまでの描写がないので、本当に結婚したのかな?とか思ってましたけど…。原作厨の嫌な推測(笑)。
とはいえ、仕事中は先輩と後輩としてキリっとしていても、二人きりの恋人ときはしっかりとラブラブ…。時に今回は色々とあり、その中で二人の絆もしっかりと描かれてました。
そして、彼らだけでなく、コナンたちの担任と交際中っぽい白鳥警部や、なんとなく交通課の彼女とよい感じの千葉刑事とか。。。(笑)警視庁内の恋愛模様は絶好調ですね。
もちろん、ちゃんと仕事してますよ。
しかし…結婚式の警備のリハとか…、事件以外でも愉快な仲間たちだったのも、とても見モノでした。

今までの設定を生かす活躍

既出した高木刑事が松田刑事に似ているということや、警察学校組のあれこれ…。そして、事件の大本になった話の設定など、従来のコナンファンには、ああ、アレね、とか懐かしい設定だね、といったものがそこかしこに。
その事件のおおもとになった話は、映画公開の前に、リメイク版が放映されていましたが、映画見た後に見直したら、また違った気持ちになりそうでしょうね。

ちょっと火力は大人しめで(笑)

近年さらにパワーアップしている、最後の盛り上がりのシーン。まあ、コナンが行くところ、アレコレと破壊されていくという…(笑)。ほら、世界最大級の観覧車が倒れたり、衛星の落下軌道を変えたり…世界的に有名なホテルを完膚なきまで破壊しつくしたり…。と、そういうのを見てきたので、今回は爆発魔が犯人な割には…火力が少々…(笑)。
いや、その他見どころはたくさんありましたから、そこをお楽しみに。

ゲスト声優

今回ゲスト声優は、元乃木坂46 の白石麻衣さんでした。とてもミステリアスなロシア人女性を好演してました。某ドラマで、ちょっと下ネタ的なセリフをしれっと言い切ったり、ちょっと個性的な役を演じてたのを見てから、女優として結構好きだったりします。いや、乃木坂でアイドルしてたまいやんも好きですよ(笑)。
そして、ロシア…。この時期の公開であるし、一昨年、公開の延期があったため、製作開始はかなり前だったので、現在の状況にはなるとは思わなかったでしょう。とてもタイムリー過ぎで、驚きです。内容もあまりこう…平和なものではないですしね。コナンの映画で平穏でないものはないので…。ただ、ロシアの設定は大切なスパイスではありますが、今回の情勢とは関係ないので、そこは偏見なく見て欲しいですね。

来年の話

今回、世界最速…という事で、初日の0時から公開された訳で。その時は私はさすがに観に行きませんでしたが(笑)。その最速上映を見ていた人から、悲鳴に近い絶叫があったそうです。確かに。
私は事前にネタバレで見てしまったので、知っていたんですが、知らないで観たら、変な声が出たかもしれません。あ、一応映画館内でのおしゃべりはご時世柄控えていますよ。
さて、来年の予定もたてなければ。

おまけ

その1

さて。今回みた映画館なのですが。シアターを出たところに、こんなポスターが。

いや、まあ…公開時期が近いですけどね(笑)。分かる人には分かるネタですね。
でも、偶然なのかしら(笑)。だって、ねえ…。

その2

映画館でパンフレット以外のものも購入してきました。

あれえ(コナン風)?
今回キッドも赤井もでてなかったよねえ??
…すいません、私の推し1と推し2なのです、はい。
仕方ないですよね、推しがいたら。