中央システム株式会社

遙か祭20周年祭

オンラインイベントですが、4公演全部鑑賞しました…。20年、色々あったよね…、と、情緒がグダグダになりながらみていました。

構成はこんな感じ

4公演、基本こんな感じでした。

  • メインドラマ
  • 後半選択制ミニドラマ
  • バラエティーコーナー
  • メッセージ
  • ファンが選ぶキャラソン20曲

ネオロマイベントの基本の形ですね。
ただ、なんか、色々自由でカオスでしたけど

重いメインドラマ

4回公演で、土曜日昼が3、夜が2、日曜昼が4、夜が1でした。どれもその作品らしいお話でした、が、これ、記念イベントなんだよね、っていうくらい、観ていてしんどいくらいの重いお話でした。

遙か3~戦場に咲く沙羅双樹

ゲーム本体では神子は”源氏の”神子なのですが、この話では”平家の”神子として、源氏と対立する立場…。なので、こういう話です、という事が公式から発表された時、神子様がたがざわついていました。Twitterのトレンドにも上がるレベル…さすが、シリーズ最高人気作品…。
遙か3の世界は源平時代(にそっくりな異世界)。平家の神子として活躍していたが、時代は源氏に力が勢いづいていた。全編では、その時八葉たちがどんな立場で…どうかかわっていくか、そして、後編では、お互いの正体を知り…という構成でした。
確かに…、源氏の神子としての本編もそういった話でしたけどね…ええ。でも、平家の立場が立場故に…。しかも、弁慶が義経…源氏側でなく、平家側にいて、甥であるヒノエと対立して刃を交えたり、本来は優しいはずの景時が非情な作戦を強いたり…。しかも、最後はどうなるか…づづく??みたいな…。これで1本ゲーム作る気ですか、コーエーさん??

遙か2~荒野に咲く蒲公英

遙2の世界は平安末期。院政が始まったころ。
院と帝で勢力争いを行っていて、また、都に流れる気も分断されているため、お互いの勢力に対して疑心暗鬼になるなか、院が襲われるという事件が発覚。その犯人に神子はされてしまう。院側に近い八葉はその疑いを疑い半分、信じるを半分で、神子を捉えようとする。逆に帝側に近い八葉はそれを阻止しようと対立が深まる。その頃、帝側の八葉の翡翠と泰継が怪しい白拍子がいることを突き止めて…。
結局院側の八葉も、神子がそんな事するわけないでしょ?と、一芝居うっていたみたいな展開で、あやかしを退けるのですが。
八人がそれぞれの最高術を怒涛の如くかけていくんですが…。八葉の気も絆も高くないとできない技…。久々に唱和するその姿に感動した、古参神子でした。
しかし…一番打たれ強い分、不憫な神子よね…花梨。

遙か4~伝承に咲く笹百合

遙か4は日本神話のような世界。大体古墳時代…大王とかそんな感じですかね。
最終決戦直前。いよいよ常世の国へと乗り込む一行。だが、敵も簡単に向かわせる訳もなく…神子を最終地に向かわせるため、仲間が血路を開いていく。風早と柊だけを連れ、ようやくたどり着いたそこで…。
だが、それは実は古びた碑文に書かれた伝承…、多くの結末の中の一つだった。
伝承を識るもの…柊の狂気ににも見た感情…三木さんの演技力がすごかったです。
最初に壁になったのが忍人は…まあ、つらいですが、そうなるよね、と思ってましたけどね。
那岐が瀕死になって詠唱とか、私心臓とまりましたけど( ;∀;)?!ゲームでは確かに忍人に次いで自分を大事にしない子だったけど…え?大丈夫??ってならなかった子なのに…結局もう一つの夢…ってオチでよかった( ;∀;)ですけど。
それから、常世の2皇子の兄弟対決…仲がいい二人が…って、いや、うん、本当に残酷でしょう…。

遙か1~心に咲く向日葵

遙か1は、平安時代。王朝文化華やかで、道長がこの世をば…って言っていた時代くらい。
あとは青龍を開放し、この世を滅ぼそうとするアクラムの野望を阻止する、といったクライマックスに差し迫るころ。
神子は黒龍の神子・ランを助ける為に一人神泉苑に向かう。それを知った八葉が慌てて向かうが、罠にはまった神子はアクラムに捕らえられてしまう。
神子を助けるべく八葉はアクラムの住処に向かう。
何とか無事に助け出し、藤姫の館に帰る一行。その道すがら、なんとかランをたすけようとした神子の優しい気持ちにそれぞれ贈り物をしようという話になる…。
ランと天真の兄妹の話はつらいですが、一番穏やかな…話でした。気持ちがね。
天地の四神の明王呪や、青龍以外の四神召喚とか、20年ラストらしい派手な演出でした…。友雅さんが…白虎を召喚してくれた…。

カオスなミニドラマ

時空が不安定で、教室に行くことも困難な「ぱられる遙か学院」。無事に教室にたどり着いたメンバーが繰り広げる、ほのぼの愉快な事件とは…。
と、書くとクスクス笑うような話?と思われそうですが…実態はただのスラプスティックコメディ…。
しかも後編はTwitter連動で、簡易アンケート結果により結末が決まるというものでした。
なので、いきなり拳の会話(笑)を始めたものを風早先生は止めるか否か、を選択させたり、遠夜の気持ちを見つめて察するか、何か態度で示すのか…みたいな、極端な2択でしたね…。まあ…鍛えられた神子様だったなあな結末と、そのオチでした。
…重いメインとは真逆な、ただひたすら笑うしかない展開で、だから情緒がおかしくなるんですが!

円盤化が不安なバラエティコーナー

今回バラエティーコーナーは、Twitter連動で、神子さまの意見も聴きましょうって感じでした。内容は、昼は2チームに分かれ、テーマに沿った2択を考え、それを神子様がアンケートで選んだとき、50/50になるようにするというもの。
夜は、一人が他のメンバーがテーマにあう漢字一文字を記載し、そこから答えをみちびきだすというゲーム。
…、酷かった。こう、乙女げーだからね??ネオロマンスだからね?
という前に生だからね?というギリギリラインを攻めるようなフリートーク。
そうだった…このメンバーの会話はカオスだったね。
一応これ、DVD化される予定なんですが、…全部乗っけたら、編集者を勇者とたたえたい…。
司会をしていた置鮎さんと、唯一のツッコミ役三木さん、おつかれさまでした(笑)。

甘いメッセージ

今回1~4の八葉全員の愛のメッセージがありました。1公演2回、それぞれ4人で1~4の一人ずつをピックアップ。
だけど、そのトップバッターが橘友雅なんて聞いてない( ゚Д゚)!
PCの前で崩れ落ちました、ええ。
1の私の最推し!相変わらずのイケボで甘くささやかれて…記憶を失いました(笑)。
今回、メッセージも新作。新しい言葉。それだけで幸せでしたけど。更に甘い甘い…。乙女ゲーはこうでなければ。
ネオロマは、シチュエーションも言葉の選び方も秀逸なんですよね…。未プレイの方はどれでもいい、是非やってください。。。
そのほかにも、公演の始まりや終わり、コーナーの合間もキャラクターのメッセージが…。なんか推し多かった気がする…。なにせ土曜昼の開始が3の最推し、弁慶さんだったから…。久々に「君はいけない人ですね…」が聴けて、神子は墓を建てました…。

キャラソン

20年たてばたくさんの曲があり…事前アンケートで選ばれた20曲を流してくれました。本来なら生で歌ってくれたんでしょうけどね…。
エンディングは全員で歌ってくれましたけど。
夜の「遼遠~」と「遙か~」は…一緒に歌って盛り上がりたかった…。
友雅さんの「月下美人」が流れた時は、震えました。ええ。なんていうか、中の方、イベントでそれはもう…色気ばっちりで歌うし…。

20周年

遙かは色々な事情があり、5以降八葉のキャストが変更になりました。なので、このメンバーでっていうのはイベント等以外であつまることが少なくなっています。今の子を否定はしないけれど、やっぱり20年はこのメンバーでお祝いできたことはうれしい。…本当はもっと盛り上がったのに。
ちなみに10周年は日本武道館で開催しましたね…。すごかったなあ…。
それ以来、全員はなくって、今回久しぶりに…でしたが、中原茂さんが急病で不参加になってしまったのが残念。
そして、最後に、神子様こと。故・川上とも子さんのお話も。
きっとステージのどこかで笑ってみていてくれていたでしょう。
プレイヤーキャラを演じることで、イベント参加が不安だったそうで。でも。ネオロマんさーって、プレイヤーキャラも大好きって感じで、実はグッズも一番先に売り切れてしまうほど愛されていたりするのです。
だから、今でもファンは川上さんを大事にする。…からななあ、追加ができないの。
でもそろそろ、このメンバーの新しい作品を観たいです。平家の神子バージョンの3でもいいし、4の追加でも0でもよいです…新しい動きがあればいいなあ、と楽しそうな皆さんを見て思いました。
そして、21周年は、イベント会場で一体となってお祝いしたいですね。