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2020年版 今年読んだオススメ本5選

今年は春からのコロナ禍と、それに伴う自粛期間があり、時間が…あった訳ではなく…その期間はリモートワークで仕事でドタバタしていたので、オンとオフの区別がなかった期間もあったりしたので、なかなか読む時間がしっかり確保しずらかったのですが、それでも何とか読む時間を作った1年でした。
…まあイベントが中止・延期されまくり、記事に困ったら本の感想…にしていたので、結構よみましたが。
そんな中で、今年読んだ本の中で個人的にオススメする本を5冊選んでみました。
 ※あくまで2020年に読了した、という基準です。作品としては前年以前に出版されたものもあります。

1. 52ヘルツのくじらたち

仲間に入ることができない人…52ヘルツのクジラのような人々の、声なき声…それに泣いてしまった本でした。
文章がさらっと読めますが、読了後、色々感がさせるような作品でした。
実は…記事にするとTwitterで記事を紹介しているのですが…作者の町田そのこさんの目にとまったようで…。感謝のお返事をいただきました(*ノωノ)。その節はありがとうごさいました。…稚拙な感想なのが恥ずかしい…。

2. 流浪の月

この本に感想して、すっかり凪良さんのファンになりその後2作品一気に読んでしまった、そんな中毒になるような本でした。
人と違う生き方…マジョリティの人々の生きづらさ…。BGMは欅坂48のサイレント・マジョリティ…、そんな作品でした。
常識という物差しだけでは逆に生きづらいんじゃないだろうか…かといって、そこから外れることは不安…。だからといって、物差しの外に生きる人を理解しようとしないで責めるのはどうなんだろう…。

3. ライオンのおやつ

終末医療について、色々考えさせられる1冊でした。もし、これが最後のおやつだとしたら、一体何を食べたいだろう…。
死期を悟るまでの葛藤や、心情…特に主人公がまだ30代で、それまでの人生が複雑というのもあり、読んでいる間がとてもつらいものでした。そして、号泣物のラストシーンまで…。おいしい食べ物が作品を彩っています…食べたいけど…切ないです。
小川糸さんは他の作品も好きです。特に「ツバキ文具店」はオススメだったりします。NHKでドラマになりました。
ライオンのおやつも…映像化するのかしら…。

4. これでもいいのだ

アラフォー、アラフィフの女性に贈る、ジェーン・スーさんのエッセイ集。独身だとか、子供がいないだとか…昔ほどではないけれど、無言の圧力のように迫る悩みについて、こう考えてポジティブにいこう、と思わせてくれるような1冊です。多分同世代の似たような環境に人ほど、共感するようなエピソードが多いのでは?と思います。

5. 罪の声

映画も2回見てしまったくらい、はまった作品です。実際にあった事件の経緯は、実際にあった、昭和の最大事件…をモチーフにした作品。企業名を変えてはいますが、事件の流れや警察の動きなどはそのままなぞっていたのでリアリティあふれています。結局迷宮入りとなったので、犯人たちの動機や動きはあくまで推理…の絶妙な話でした。
映画は長い作分の様々なエピソードから世界観を崩すことなく、大切なエピソードは丁寧な感じでした。

劇場版は、エンディング曲まで泣かせる話で…。
ちょっと某映画に圧されて目立たなくなってましたが、本当にすべてが良かった本&映画でした。
野木さんの脚本が個人的には好きなので、フィルターがちょっとかかっていますが、本当に素晴らしかったです。

来年は良いことがたくさんありますように…

コロナ禍で色々と計画どおりにいかなかったぶん、来年は良い年であるように音がいたいですね。
この記事も本ばかりではなく、他のイベントとかの記事も書きたいですしね…ない袖は触れられませんから。

そして、来年も素敵な本に巡り合えますように。
一年ありがとうごさいました。来年もよろしくお願いします。